2016/12/07

セールスレター100個書いた?

駆け出しセールスライターに良くある悩みの1つに、「どれだけ勉強をしてもスキルが上がった気がしない」という悩みがあります。もしかしたらあなたも、そのせいで起業への一歩を踏み出せずにいたり、クライアント獲得に向けて自信を持って動き出すことができずにいるのかもしれません。

そのため、毎日教材で勉強をしたり、写経をしたり、本を読んだり、セミナー動画を繰り返し見たり・・・スキルを上げて自分に自信を付けるため、一生懸命努力していることでしょう。ですが・・・

「いつまでたってもスキルが上がった気がしない・・・」

結局こんな感じじゃないですか?そしてまた、勉強の毎日を繰り返し「いつになったら起業できるのだろうか」と更に自信を失くし、今以上に勉強の毎日を繰り返すことになる。このループから抜け出せずに、何年も同じ場所から進めずにいるセールスライターがたくさんいます。

今回は、どうすれば最短最速で駆け出しセールスライターが現場で通用するスキルを身につけ、自信を持ってクライアント候補の所に行くことができるのか?第一線で活躍するセールスライターの超実践的なスキルアップの方法についてお話していきたいと思います。

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スキルが上がらないセールスライターの共通点

スキルをガンガン上げているセールスライターも、そうでないセールスライターも、ほとんど同じ教材や本で勉強しています。もしかしたらあなたも、その事実に薄々気づいているかもしれませんね。

なぜ、同じ教材や本を使っているにも関わらず、スキルに差がついてしまうのか?私から見て、スキルが上がらないセールスライターには幾つかの共通点がありますので、まずはその辺りから掘り下げてみようと思います。

共通点1:ジャストインケースvsジャストインタイム

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コピーを学んでいるならきっとリッチシェフレンのことはご存知だと思います。リッチ自体はバリバリのセールスライターではなく、ビジネス戦略構築のスペシャリストなわけですが、彼は「学びでさえ戦略的に行え」と言っています。特に”ジャストインタイムで学べ”という教えはセールスライターのスキルアップの本質をついた教えです。

ジャストインケースとジャストインタイムを簡単に説明しておくと

ジャストインケース

もしもの場合に備えた学習という意味。いつか役に立つかも知れないからと様々な教材を買ったり、セミナーに通ったりする学習方法です。リッチも「ジャストインケース学習で学ぶために使ったお金や時間はムダになる」と言っています。

これがジャストインケースの学習方法です。「スキルが上がっている気がしない」と悩んでいるセールスライターの多くがこれをしてしまっている可能性が高いです。いつか使う知識を学んでもそれを使う機会がないのですからそう感じるのも当然ですね。一方でジャストインタイムは・・・

ジャストインタイム

必要な時に必要なことを学ぶという意味。セールスライター的に言えば、今書いているコピーに必要な知識や、足りていないと感じた知識を、その時に学んでいく学習方法です。リッチはもちろん「ジャストインタイムで学べ」と言っています。

セールスライターが現場に出た時必要になるのは、いつか使える知識ではなく、今使える知識ですよね?しかも、コピーの世界はとても奥が深いです。1年2年の学習でどうにかなるようなものではありません。つまり、駆け出しセールスライターは、現場に出た時にすぐに使えるスキルを学んでいくことにフォーカスしなければいけないということです。

今必要なスキルを学んでいない。

これが1つ目の共通点となります。

共通点2:ロングフォームのコピーの勉強は意味がない?

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セールスコピーの教材や本は、大抵の場合「ロングコピー」を学ぶものとなっています。教材についているスワイプも大抵ロングコピーです。ですが、セールスライター初期の頃は、ロングコピーの仕事はほとんどありません。

というよりも、新人セールスライターにロングコピーを任せてくれる会社を見つけること自体が難しいです。

なぜなら、ロングコピーを必要としている主な会社は「インフォ系か通販系」だからです。ハッキリ言って、この2つの業種はスキルがめちゃくちゃ必要です。実践経験が乏しいセールスライターがこの2つのクライアントを取るのは容易ではありませんし、取れたとしても、ほぼ成果を出すことは出来ないでしょう。

それくらい難易度の高い案件なので、初期の段階で手を出すと、火傷をすることになります。では、セールスライター初期の頃に取れるクライアントで使うコピーにはどんなコピーがあるのか?少し紹介したいと思います。

セールスライター初期の頃に書くコピーの種類

  1. DM
  2. ニュースレター
  3. スタッフ紹介
  4. パンフレット

初期の段階はこういったコピーがほとんど。

初期の段階は、だいたいこのような媒体のコピーが必要とされますし、ほとんどの会社はこのようなコピーしか必要としていません。ですので、そもそも学ぶコピーの種類が違うという根本的な原因があったりするわけです。つまり・・・

勉強してもスキルが上がらないのではなく、上げなくてはいけないスキルを勉強していない

ということです。これが2つ目の共通点です。

共通点3:知っていると使えるは違う

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そして、これが最も大きな原因です。。実際にセールスライター志望の人とお話しすると、既に十分すぎるスキルを持っていたりします。中には、私なんかよりも遥かに知識を有している人もいるほどです。

でも、実際の現場ではその知識が役に立っていなかったりするわけです。というよりも、実践でコピーを書いたことがなかったりするのです。なぜこのようなことが起こるのかというと、学んだ知識やスキルを「ただ知っているだけ」だからです。

例えば、車の運転の仕方を頭で理解したとしても、実際に運転の練習をしなければ、車の運転はうまくなりません。釣りの仕方を知っていても、実際に道具を使い釣りをしなければ、魚を釣るスキルは上達しません。

つまり、知っているだけでは、現場では何の役にも立たないわけです。コピーのスキルも全く同じです。現場でコピーをガンガン書いていかないと、学んだ知識やスキルは、なんの役にも立たないのです。

勉強ばかりしてコピーを書いていない

これが3つ目の共通点です。

スキルを上げたいのなら黙ってコピーを100個書け!

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「もう何年も勉強しているのにスキルが上がった気がしない」という人に対して、楠瀬はこうハッキリと断言しています。

  • 「コピーの勉強をしているだけでは絶対にダメです。なんでもいいから100個コピーを書いてください。そうすれば勝手に、現場で通用するスキルは手に入ります。」
  • 「100個書く頃には、自信もついているしクライアントも獲れているはずです。」
  • 「スキルが上がらないのは才能が無いとか、向いていないとかではなく、ただ単に、あなたがコピーを書いていないからです。」

また、楠瀬は勉強ばかりしてスキルが上がらないと悩んでいるセールスライター志望者に対してこんな質問をします。

「あなたはコピーを何回書いたことがありますか?」

これに対して9割方は10個程度。20書いていたら書いている方です。50を超える人はまずいません。それくらい、勉強はしているのにスキルが上がらないと悩んでいる人は、コピーを書いていないのです。

つまり、実際のコピーを書いていないことが、スキルが上がらない最大の原因なのです。

勉強はあくまでも知識を得ることに過ぎません。学んだ知識を実際に使える知恵へと昇華させるには、学んだ知識を使い実践するしかありません。それこそが、スキルを上げる最短最速の方法です。

現役セールスライターが書いているコピーの量

1つの例えとして、私が先週1週間で書いたコピーの量をご紹介すると

  1. 工務店のチラシ
  2. 工務店の事例広告×3
  3. 工務店のLP
  4. 美容室のチラシ
  5. 美容室のDM×3
  6. 美容室のニュースレター
  7. メディアサイトの記事×2
  8. FAXDM
  9. 痩身エステオーナーの自己紹介

合計14個のコピーを書いています。これを見て多いと感じたのなら、あなたはもっとコピーを書くべきです。なぜなら、スキルが上がらない最大の原因はそこだからです。

そして、既に毎週このくらい書いているのなら、もう既に十分なスキルを持っているはずです。自信を持ってクライアントに提案してください。

超実践的なスキルアップ方法

ですが、実際にクライアントを獲得していないセールスライターが実際のコピーを書いていくのは、現実的にしんどいのも事実です。そんな時オススメの方法が次のつです。

  • ブログを書く
  • メルマガを書く
  • メディアサイトの記事を書く

これらの方法がなぜオススメかというと、実践のコピーを書きスキルアップを図りながら、クライアント獲得活動もできることです。特にメデアィアサイトは、今後セールスライターがクライアント獲得をする上でとても重要となりますので、特にオススメです。

(ケネディも自分のメディアを持てと言っていますしね)

まとめ

つまり、「勉強はしているのにスキルが上がった気がしない」と悩んでいる人の最大の原因は、

ただ単にコピーを書いていないだけ

ということです。

もしあなたが、勉強はしているのにスキルが上がらないと悩んでいるのなら、ぜひ実際のコピーを書きまくってください。数ヶ月で見違えるほどのスキルが手に入りますよ!

追伸

もし、書いたコピーのレビューを受ける機会が欲しいのなら、こちらで全国のセールスライターからレビューを受けることができます。

コメント

  1. 古川 より:

    今、まさに「知っているのと使えるのは違う」というのことを体験しています。そもそもインプットの量も少ないのですが、”ジャストインタイム”を実践できるように、今年はひたすら書くことに集中して取り組んでいこうと思っています。

    1. 宮川 徳生 より:

      古川さん、コメントありがとうございます。
      アウトプットを是非たくさんなさって下さい!僕の個人的な見解ですが
      アウトプットにつまづいた時に
      つまづいた所に集中して大量のインプットをするのが
      実践で使えるスキルが一番身につくと考えています。
      是非、大量のアウトプットをしてみて下さいね!

  2. 戸田 より:

    今の私はスキルが上がらない共通点1 2 3 を全て行っている状態 でした。

    これからはしっかりこの『超実践的なスキルアップ方法』を実践していきます。
    とてもわかりやすく参考になりました、迷ったらこの『The Sales Writer』のサイトをチェックして書く習慣をつけて行きます ありがとうございます。

    1. 宮川 徳生 より:

      戸田さん、コメントありがとうございます。

      そうですね。とにかく実践のコピーを書きまくるのが
      一番早く、役立つスキルが身につきますので
      ブログでもなんでもいいので、ぜひ毎日コピーを書く習慣を身につけてくださいね!

  3. 小林健児 より:

    現役セールスライターが書いているコピーの量を見て、とにかく悩んでないで手を動かそうと思いました。

    こういう現役セールスライターさんの動きを教えてくれるところがないので、とても参考になります。

    ありがとうございました。

    1. 宮川 徳生 より:

      ぜひ、大量のアウトプットをなさってください。
      目に見えて、スキルアップのスピードが上がりますよ!

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