公開日:2018/02/28

喉に刺さる魚骨に学ぶセールスコピーの危険性

From:桜井啓太
恵比寿の耳鼻科より

喉に骨が刺さりました。
しかも太いのが、です。

ある晩のこと、実家ぐらしの僕は母親が出してくれた「サーモンのカルパッチョ」を食べていました。

カルパッチョとは要はお刺身ですので、骨はないはず。ないはずですが、なぜか入っていたようです。

もともと早食いで割と噛まずに飲み込む方である僕は、もちろん無警戒。ほぼ丸呑みした結果、喉に電撃が走ることになるのです。

違和感がまったく取れないことを心配した僕は、母親に「米をくれ」とお願いします。昔、魚の骨を飲み込んでしまったときは「ごはんを丸飲みすると良い」と聞いたことがあったからです。日頃夕食に炭水化物を食べないので、わざわざリクエストしました。

事実、その方法で骨がとれた経験もありました。

古典的対策法を実践!

そこでさっそく、出してもらったごはんを丸飲みしました。が、とれない。

もう一度飲み込んでみます。しかし、とれない。

もう一度…。やっぱり、とれません。結果的にごはん一杯分くらい食べてしまいました。丸飲みなので消化にも悪そう、、、

痛みは割と激しいです。骨は喉の左側に、たぶん下向きに刺さっています。何かを飲み込むと、喉の収縮にしたがって骨も暴れるようです。骨の先っちょが、反対側をつっつくんでしょう。飲み込みがとても痛い。

病院行きを華麗に拒否

母親は「救急病院連れてくよ」と言うんですが、僕はそもそも病院というものがキライです。小さい頃に散々入院しましたし、採血を拒否して看護師さんにゴムチューブで縛られたことがトラウマなのです。

検査や予防接種、歯医者を除けば、最後に通院したのは高校2年生、17年前です。それも腱鞘炎で、整形外科。

「耳鼻科とか内科なんてもう絶対に行きたくない…」

そう思った僕は、病院行きを拒否。「明日起きれば治っているだろう」という根拠のない自信を胸に、寝ました。

やっぱり痛い

起きたら、痛かったです。

それでも懲りません。「もう少し様子を見よう」と考え、とりあえず出勤の準備をします。そして恵比寿まで来てみます。

とはいえ午前中はまったく仕事になりません。ランディングページを書かなければいけないのですが、全然集中できないのです。何かの拍子に飲み込めばチクリと違和感。お菓子を食べてみても激痛が走る。

トラウマ、消える

たまらずトラウマを捨て去った僕は、あっさり「恵比寿 耳鼻科」とGoogle検索。次いで、オフィスにいらっしゃったウェブデザイナーの真崎さんに「恵比寿にいい耳鼻科ありませんか?」とお尋ねしてみます。

真崎さんは親切に、「駅前の○○ってところがいいよ」と返してくれました。それを聞いた僕は、すかさず予約を入れました。ただし午前中はもう一杯で、午後からしか予約ができません。少なくともあと数時間もこの痛みに耐えなくてはいけないのです。だんだん焦りと、絶望が近づいてきました。

真崎さんは「え?魚の骨?風邪かと思ったから紹介したけど、、、骨は分からんよ」と言っていましたが…。仕方なく午後まで待つことにしました。

その昼はなぜかオフィスメンバーで昼食に行くことになりました。近くにあるお気に入りの韓国料理屋に行きましたが、まったく美味しくありません。むしろ、モノを食べれば食べるほど、ゆううつになっていきます。

ついにその時が!

その後耳鼻科に行き、順番を待ちました。気分は死刑宣告を待つ罪人です。というのも、事前リサーチの結果「奥まで刺さっているときは大きな病院に回される」という情報を得ていたからです。今日はもうあいてないでしょう。そしたら最悪、数日は痛いままなのです。

というか「今日はどうされました?」に答えるのが辛かったです。「喉に魚の骨が、、、」というのは、とても恥ずかしいものだからです。

順番が来て、診察室に通されました。先生は症状を聞いた後、「あーんってしてみて」と言います。ガーゼで舌を挟み込み、自分の手で引っ張りながら奥を見せようとします。咳き込んで泣きそうになりましたが、残念ながら「見えない」そうです。

もうダメだ

恐れていた道具が目の前に姿を表しました。

管みたいなやつです。これを突っ込んで中を見るというのです。しかも、突っ込むのは鼻からです。鼻に麻酔をされました。え、そんなに痛いの?

そして突っ込まれる管。めっちゃ奥まで入っていき、喉の方まで来ました(これ、分かるんですよね)。ざっと見た先生は「舌の付け根に刺さってます」

ニュルッっと管が抜かれましたが、先生は僕に残酷な言葉を投げつけます。「取り除くための管をもっかい通しますよ。今度はもっと太いです」

めちゃくちゃ怖かったです。少なくとも、「目は閉じないように」と言われていたのに、思いっきり閉じてしまったくらいには…。

麻酔をやり直し(!)、確かにさっきよりも太いものが鼻を通過した後、管の先についている鉗子(かんし)が何度かパタパタと動きます。「早く狙いをつけてくれ!」心からそう思っていました。

目標物にヒットし、「はい抜きますよ〜」と言われてもう一段身体がこわばりました。「刺すときより抜くときのほうが痛い」そんな思い込みが、僕にはあったからです。血が飛び散る映像が、頭の中を駆け巡りました。

しかし思いの外あっさりと、骨は引き抜かれました…。

「見てください、こんなに太いものが刺さってましたよ、すごいですね〜」と看護師さん。何もすごいことはありません。その時の僕は、ただ泣いていました。

ただし、「よく頑張りましたね〜」という子どもをあやすような声が、本当に身にしみました。

ウェブセールスライティングの現場でも、、、

今日は、生々しい実況中継ですいません。

この悲惨な経験のはじまりは、「カルパッチョに骨はない」とする無警戒さにありました。「刺し身に骨は入っていないだろう」という、根拠のない思い込みです。

ウェブセールスライティングの現場では得てしてこういうミスが起こってしまいます。

例えば、リンク先を間違ってメールを送信してしまうとか、送信先を間違えてしまう。セールスページの期限を間違えたまま公開してしまうなどといった間違いです。

気づけばすぐに修正ができるのでチラシなどといったオフラインのものよりも被害は少ないです。ですが、セールスライターは自分が書いたものに自信を持ったり、愛着が湧いてしまうことが多いです。

それが、油断を生みます。「頑張って書いたし、これでいいだろう」と思ってしまうのです。

これを痛烈に指摘されたことがありました。ダン・ケネディの「セールスシナリオ講座」を聞いていたときのことです。ダンは、

「1つ発送するごとに経費がかかるDMやチラシのときはコピーの出来栄えに細かくこだわるのに、どういうわけかウェブでやるときはみんな注意を払わない」

と嘆いていました。

あなたも、僕と同じようにウェブ上でセールスライティングをやるのなら、少しでも細かいミスのないように、注意深く客観的にセールスレターを見直してみてください。リンクミスはないか、カルパッチョに骨はないか、と。

PS
「僕も刺さったし、みんな刺さるんだろう」と思って検索してみた結果、恥ずかしい気持ちになった画面がこちら↓

※Googleによりカルパッチョが消去されています。「そんなもの誰も検索しない」という意味です。

PS2
恵比寿の現場で、一緒にウェブセールスライティングをやってくれる方を募集しています。
ですが、若干名の募集なので、いつ募集が止まるかわかりませんが・・・

募集要項はこちら

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コメント

  1. 立田 清一 より:

    桜井様、先日は拙いインタビューですいませんでした。実は昨日の朝、自分のハイエースのリアのドアを思い切り下げて閉めようとしたとたん、なんと自分の頭にクリーンヒット。出血。2時間ぐらい出血がありました。痛さと、情けなさでお昼ご飯を食べる元気もありませんでした。私も不注意が身に染みました。

    1. 桜井啓太 より:

      立田さん、コメントありがとうございます。

      何とかは忘れたころにやってくる、ってなもので、ホントに油断していると痛い目に合わされますよね。
      マーケティングのプロである私たちは、常に見直しを怠らず、ミスのないように仕事をしたいものです。

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