2022/06/05

思わずクリックしてしまう広告見出しの作り方

こんにちは、
リサーチャー X です。

コピーを書いているとき、

「広告文の見出しってどう書いたらいいんだろう」
「LPのコピー、ひねり出したけどなんかイマイチ」

と悩んでしまうことありませんか?

 

このとき。

ついつい自分の言葉で
書いてしまいがちなんですけど、
実はこれが《クセモノ》なんですね。

どういうことかと言いますと、

自分自身が、
扱っている商品やサービスに対して
人一倍思い入れがあり、

また、専門家として
常に向き合い続けていると、

「自分の言葉」と「見込み客の言葉」に
ズレが生じてしまうことがあるからです。

 

たとえば、

ネット広告に慣れていると
「CTR」という言葉は普通に使いますが、
見込み客に通じなかったりします。

「クリック率」と言い換えても
通じないことも。

そこで、

「広告が表示されて、
ユーザにポチッと
クリックされた割合のことです」

とお伝えして初めて通じた、といった具合です。

 

これは専門用語の例でしたが、

見込み客の気持ちや
感情を表現するコピーの場合も
同じなんですよね。

よくあるのが
見込み客の言葉をキレイに
変換・加工してしまうケース。

 

例えば、

ショックな出来事があった
見込み客がその感情を
「エモい」と表現している

それを受けて、
「切ない」「寂しい」と書く

見込み客が、見出しに書かれた
「切ない」「寂しい」
というコピーを見たとき、

「うん、まあ、たしかにそうなんだけど…」
と一瞬ひっかかりを感じる。

このひっかかりが《運命の分かれ道》です。

「エモい」は「エモい」なんです。

 

ですので、
広告見出しやLPのコピーを書く時は、

キレイに着飾ったり、
加工しちゃった言葉じゃなくて、

見込み客が普段、日常で使っている言葉、
そのままの言語で伝える必要があります。

そのまま使うことで、
そのままスーッと入る。

足し算も引き算もせずに、
そのまま真っすぐです。

 

とはいえ、
言うは易く行うは難し、なんですよね。^^;

頭ではわかっていても
自分自身、サービスや商品に精通して
専門家にならざるをえないのもまた事実。

そこで今日は、
見込み客の普段づかいの言葉、
洗練されていない生の言葉を知るために

私が日常的にTwitterを使って
どんなふうにリサーチをしているかを
シェアしたいと思います!

 

・・・

【オススメの使い方 6選】

※Twitterの検索ボックスに
指定の文字を入力して検索してください。

—————
1.ポジティブな感情が含まれるツイート
—————

検索ワード 🙂

調べたい検索ワードの後に、
半角スペースをあけて:) と打ちます。
英語圏での顔文字の《笑顔》ですね。

こうすることで、
その検索ワードをポジティブな感情で
ツイートしているものを調べることができます。

例)
筋トレ 🙂
助成金 🙂

表示されたツイート内容に
「え、これはポジティブな感情なの?」
と迷うときもありますが、

概ねポジティブ系が挙げられますので、
ここからポジティブな言葉遣いを抽出して、
ポジティブ訴求のコピーに使っていきます。

—————
2.ネガティブな感情が含まれるツイート
—————

検索ワード 🙁

1番とは逆に、
調べたい検索ワードの後に、
半角スペースをあけて:( と打ちます。
英語圏での顔文字の《悲しい》ですね。

例)
筋トレ 🙁
助成金 🙁

こんなふうに検索すると
その検索ワードでのネガティブな感情でのツイート
(痛みや苦しみ、悲しみ、怒りなど)
がでてきます。

その感情のツイートを抽出して、
広告見出しにそのまま使ってみたり、
LPのファーストビューのキャッチに使ったりします。

—————
3.画像があるツイート
—————

検索ワード filter:images

調べたい検索ワードの後に、
半角スペースをあけて
filter:imagesと打ちます。

例)
美容室 filter:images

こうすると検索ワードを含んだ
画像ツイートを見ることができます。

Twitterは文字の文化ですが、
ツイートされている画像は
文字以上のことを伝えてくれたりしますので、

ツイートした人が
世界をどんなふうに見ているのかを
知ることができます。

また、この画像から着想を得て
ファーストビューや広告画像の
アイキャッチの参考にしたりしています。

—————
4.動画があるツイート
—————

検索ワード filter:videos

調べたい検索ワードの後に、
半角スペースをあけて
filter:videosと打ちます。

例)
肩こり filter:videos

3の動画版です。

時間や音など
動画ならではの動きを加えた形で、
よりユーザの内面や見ている世界を
知ることができます。

—————
5.指定した場所の近くでのツイート
—————

検索ワード near:場所 within:範囲(半径)

調べたい検索ワードの後に、
半角スペースをあけて
場所と範囲をそれぞれ指定します。

例)
ラーメン near:品川 within:1km

こうすることで
指定した場所の近くでされた
検索ワードに関するツイートが表示されます。

商圏が決まっているビジネスであれば、
この検索方法を使って
自社の近隣の状況や場所の周辺で

「どんなことがツイートされているのか?」
「どんなツイートがされる傾向にあるのか?」

などなど
その場所を浮き彫りするためのヒントを
得ることができます。

—————
6.よりピンポイントを指定した場所の近くでのツイート
—————

検索ワード geocode:経度,緯度,範囲(半径)

こちらは5番よりも
さらにピンポイントで位置を指定します。

緯度と経度を指定し、その半径の近くで、
検索ワードでツイートされたものが確認できます。

たとえば、
ウチの品川動画配信スタジオの
経度と緯度のおおよその位置は

経度 35.6309323
緯度 139.7454341

なので、

例)
イベント geocode:35.6309323,139.7454341,1km

とするとスタジオ周辺1kmで
イベントについてツイートしているものを
確認することができるというわけです。

・・・

 

こんなふうに指定して
Twitter検索すると

・感情
・ビジュアル
・位置

で見込み客に近づくことができます。

そして何より、
Twitterは匿名であることが多いので、
遠慮することのない、むき出しの言葉に
出会いやすいんですね。

 

むき出しがゆえに、
極端な言葉やヒドイ言葉だったり
することもありますが、^^;

それも含めて見込み客の
《心の声》として知ることができます。

誰かの目を意識していないからこそ、
本音だからこそ、
それが広告見出しやLP内で
見込み客の目に止まったとき

「ああ、よくぞ代弁してくれた」
「自分もそう思っていたんだよ」

とスーッと相手に届く言葉になるんですね。

 

コピーの格言で
「コピーはすでに書かれている」
といわれているように、

考えて書くのではなく、
そこにある言葉を見つけてくる、
そして、それをそのまま見せる。

 

とくに検索広告は、
広告文を読むというより
「見る」に近いので、

意味内容を考えさせるコピーよりも
悩みや心に声がそのまま
ストレートに反映されている方が

「自分と同じことを思ってる」
「そうそう、それなんだよ」

と、自分と同じ気持ちが
言語化されていることで
クリックに結びつきやすくなります。

 

・・・

今日お伝えした検索テクニックは、
普通に用意されているTwitter検索よりも
ちょっと難しく感じたかもしれません。

であれば、まずはTwitterを毎日開いて
タイムラインを眺めるところから
始めてみてください。

 

普段から、
見込み客のいる“その場“に身を置くだけでも
ずいぶんと言葉の入り方が変わりますから。

まずは1つでいいので、
使ってみてくださいね!

 

P.S.

今回お伝えした、
見込み客のそのままの言葉を
集めて使う方法はとても強力です。

とはいえ、
広告文はテスト改善の連続。

ここで終わり、ということはありません。

 

ですので、
あなたの内側にじゅうぶん、
言葉が貯まった後は、

別の角度からも見出しパターンを投入して
テストしてくださいね。

 

…とエラそうに言っていますが、

私、つい最近まで、
成果が出ていることにあぐらをかいて、
別角度からの見出し投入をサボっていました。

ところが、先日、
あるネタ帳を使って
別角度の広告見出しを投入したところ、
なんとクリック率が3.2%→6.3%になる事態に…。

 

広告のクリック率を倍に押し上げた
その秘密のネタ帳はコレです。

https://saleswriter.co.jp/bwtb-2206/

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