2018/12/22

あなたのカレーにはライスが入っていませんね

From:森 正宏

あなたは料理しますか?
私は結構自炊します。

そんなに凝ったものは作れませんが、
料理本やレシピを見たりしながら
作るは結構楽しいものです。

ところが、
対して腕もあがっていないのに
オリジナルのレシピで料理を
始めたり、謎のアレンジをしたり。

・・・というのは
初心者にありがち。

とんでもない料理が出来上がる
事もしばしばです。

ゆでたまごを作ろうとしたら
茹でる時間を間違えて
“スライムたまご”が出来たり。

家で焼肉をやっていたら、
火災報知器がなりそうなレベルで
家中煙だらけになって燻されたり。

何ごとにおいても、基本を知らず
お手本を見ないというのは
致命的なミスを生むものです。

レビューがない環境での恐ろしい失敗とは?

実は、
つい先日こんな話を聞きました。

“彼”は
カレーライスが無い国のコックさん。

日本には「カレーライス」という
大人気の料理がある事を知り
これはチャンスだ!と

“独学”で懸命にカレーライスの
勉強に励みました。

でも残念ながら、
彼はカレーライスを見たことも
食べたこともありません。

それでも参考書を読みながら
彼独自のカレーライスを完成させました。

そして念願かなってカレーショップを
開く事ができたのですが、、、

なかなか客足が伸びません。

特に日本人観光客には
ことさら不評です。

  • もっと高級な材料が必要なのでは?
  • もっと素晴らしい参考本があるのでは?
  • いや、店舗の内装をもっとオシャレに・・・
  • そうだ!これからはネットで広告だ!

きっと何か足りない
知識があるからだ!

そしてもっと良い材料を使えば
売れるはずだ!!

毎週のように料理研究や
セミナーにも参加し、
海外の高級な参考書も買いました。

最高の牛肉を使い
最高の人参を使い
最高のジャガイモを使い

彼自慢の
オリジナルアレンジを施した
カレールウ…

店内も綺麗にオシャレにして
ネット広告も出しました。

でも結果に繋がりません。

焦るあまり、ラーメンを
メニューに取り入れる始末…。

まさに迷走。

そんな状況を見かねた
師匠がお店に来てくれました。

師匠のアドバイスは
たった一つでした。

師「あなたのカレーライスにはライスがありませんね」

彼「!?」

師「日本人はカレーとライスを一緒に食べるんですよ」

彼「なにィ!そうだったのか-!!」

 

 

いやいや!

おかしいでしょ?

いくら何でもダメでしょ!

売れなくはないけど物足りないよね! 

 

そう思いますよね?

私も思います。

でもね。

 

私たちは、知らないことを知らない

これ、私たちが
「カレーライス」というものを
知っているから言えるんです。

カレーライスを見た事も
食べたこともない人が

独学で作れるようになるのは
非常に難しい。

彼の失敗は
完成品を知る事なく
材料の作り方に熱中して
しまったこと
でした。

いくらニンジンを
綺麗に切れるように
なっても、

最高の火加減でお肉を
作れるようになっても、

それはまだ先の話。

まずは沢山カレーライスを
食べて、それがどんなものか
完成品がイメージできないと
いけなかったのです。

 

セールスライティングの話なら他人事ではないかも

そして何より
独学には限界がありました。

聞けば一発で分かることを
独学でなんとかしようと
してしまいました。

膨大な時間と労力を費やして。

もちろんこの話はフィクションです。

でも

コックの“彼”とは私のこと。

そしてカレーライスは
セールスライティングのこと。

そうなんです。つい先日
私が制作した制作物には
セールスレターに重要な
パーツが抜けていたのです。

そのパーツの重要性にも
気が付いていませんでした。

私の場合、即座にレビューを受け
フィードバックを得られる環境なので
軽傷ですみましたが…

レビューを受けなければ、ずっと

「カレーライス、ライス抜き」

を作り続けていたでしょう。

 

一流のセールスライターから見たら
私のコピーは「ライス抜き」なんて
一目瞭然だったんだろうなぁ。
なんて思います。

だから“ライス抜き”を笑う
資格なんてないのですよ。

ノウハウを集めてもセールスライターになれない理由

材料を揃えることに熱中する・・

つまり、ノウハウコレクターに
何故なってしまうのでしょうか?

私自身もノウハウコレクターでした。
(今もそうですが・・・)

きっとそれは
完成品を知らないが故に

材料を集めさえすれば料理になる!

…と思ってしまうからかも知れません。

 

ニンジンを買い
たまねぎを買い
ジャガイモを買い
カレールウを買えば

勝手にカレーライスになる!

そんな風に思っていたのかも。

 

セールスライティングは完成品を知る事とレビューが必要

セールスライティングは形がありません。

だからこそ、
材料集めに熱中するよりも
的確なレビューを貰うことこそが
大切なのだと思います。

いま私は日々実際の現場で
レビューを受けています。

そうすると段々と完成品の
イメージが出来てきて、

「あ。別にこのニンジンにこだわらなくても大丈夫だ」

なんて事が分かって来ます。

 

やっぱり重要なのは
「完成品を知る事」
「レビュー」なのです。

 

私のように

「カレーライス、ライス抜き」

を作ってしまう前にレビューを
受けることを意識して欲しいと思います。

 

p.s.
最前線で活躍するセールスライターになると
レビューされることに “萌え” すら感じるらしいです(笑)


コンテンツライターのレビュー萌え

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