独立起業系セールスライターの1日

セールスライターはパソコンとネット環境があればいつどこででも仕事をすることができます。これはサラリーマンとは違いセールスライターの大きな魅力の1つですよね。最終的には、好きな人好きな場所で好きな仕事だけをする。こんな生活も夢ではありません。

ですが、それはあくまでもスーパースターになってからの話。駆け出しセールスライターは、クライアントとの打ち合わせやお客さんへのヒアリングなど、するべき仕事はライティング以外にもたくさんあるのが現実です。

サラリーマンより時間の束縛や残業などの制約がないとはいえ、関わる相手がいる以上、自分の都合だけで自由に仕事ができるわけではありません。しかし、セールスライターとして起業したての時は、どのように1日を過ごせばいいのかよくわからないものです。セールスライターとして独立起業すると、実際にどんなスケジュールで仕事をしていくのか?

今回は、クライアントのビジネスのあらゆる事に関わりながら、社長の右腕として業績UPに貢献していく独立起業系セールスライターの1日に迫ってみました!

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脳のエネルギーが満タンの午前中にライティングをする

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午前中は一番重要な仕事である”ライティング”をするようにしています。なぜなら、私たちセールスライターは頭脳労働をしているからです。身体は使っていなくても脳みそはフルで使ってるわけです。つまり、起きてからの時間経過と共に脳みそには疲労が蓄積していき、確実にパフォーマンスは低下していきます。

つまり、脳に疲労が溜まってくる午後や夜間などは、”ライティング”の質は午前中に比べ確実に低下してしまいます。私たちセールスライターは”書いてなんぼ”ですよね?”ライティング”は脳のエネルギーを激しく消費します。ですので、脳のエネルギーが満タンの午前中に、一番パフォーマンスが必要とされる”ライティング”をするようにします。

午前中はだいたい次のようなスケジュールで行動しています。

8:00【起床】

朝が弱い私はゆっくりと1日をスタートさせます。朝食は摂らずコーヒーを飲みながら、次男(4歳)の幼稚園の送りの支度を整えます。

8:30【次男を幼稚園へ送り届ける】

次男を自転車の後ろに乗せ、片道10分程度の幼稚園に次男を送り届けます。雨の日は車で送っていきます。適度に体を動かすので頭と体がようやく目覚めてきます。

9:00【簡単なメールチェックや雑務をこなす】

ライティングに入る前に頭を仕事モードに切り替えるため、簡単な事務作業をこなし集中力を高めていきます。

10:00【ライティング】

ここから3時間ほどは完全にライティングに集中します。1日の中で最も脳みそがフル回転し生産性が上がる時間を、私たちセールスライターにとって最も重要な仕事であるライティングに充てていきます。

ポイント1:ライティングは脳が一番働く時間にすべし!

”セールスライター”ですから、やはり書くことが一番の仕事なわけです。なので、一番自分の脳みそがフル回転する生産性が一番高い時間をライティングに充てています。この時間は、とにかく集中してライティングだけをするようにしています。リサーチや調べ物などは、頭が疲れている状態でもできますので、1日の終わりの方でするようにしています。

※ネット社会の現代でライティングに集中するためには、スマホの電源をOFFにしたり、ネット接続を切ったり、誰かに邪魔をされないよう集中力を削ぐ原因を排除するのがコツです。

午後のスタートは昼寝でリフレッシュしてから

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3時間ぶっ続けでライティングを行うと脳がかなり疲労してきます。人によるかもしれませんが、私の場合、脳みそが疲れてくると眠くなってきますので、その欲求に素直に従い、軽く昼食を取ったあと10分ほど昼寝をして疲れた脳を一度リフレッシュします。ただし、寝すぎると逆にボーッとしてしまうので注意が必要ですね。

その後は、基本的にクライアントとの打ち合わせか、コピーのリサーチを兼ねたインタビューやヒアリングをしにあちこち動き回ります。セールスライターは誰とも会わずに仕事ができると思っている人が多いですが、ライティングの時間以上に人と会う時間は多いです。というよりも、人と会うことが何よりのリサーチになりますので、積極的に人と会った方が良いコピーが書けます。

(コピーを書くためにリサーチは最も重要ですよね?)

また、人と会う予定がない時は、本を読むかコピーの勉強をするように心がけています。複数のクライアントと継続的な仕事をするようになると、セールスライターとしてスキルアップに費やす時間がなかなか取れなくなります。ですので、私の場合「人と会う予定のない午後は勉強をする」と決めて行動するようにしています。

昼食→仮眠→人と会う。こんな感じで午後は過ごしていきます。

13:00【昼食・仮眠】

私は食にほとんど興味がない(ドラゴンボールに出てくる仙豆のような食べ物があったらいいのにと本気で思っています)ので、昨日のご飯の残りをおにぎりにしたり、余っている食パンをかじったり、昼食は物凄く簡単に済ませます。

14:00【打合せ・インタビュー・読書・勉強】

基本的に午後はクライアントと会ってることがほとんどです。新しい施策の提案をしたり、今の状況を分析して改善プロセスを話したり、コピーのリサーチを兼ねたインタビューをしたり、社長の悩みを聞いたり・・・クライアントやお客さんと会うことは、何よりのリサーチになります。そして、”会う”ということで信頼関係がより深まっていきます。人と会う予定がない時は、読みたかった本を読んだり、コピーの勉強をしたりしながら過ごしています。

ポイント2:セールスライターで独立起業したいのなら対人スキルは必須!

「人と会いたくないからセールスライターを目指した」という人は以外と多いですが、セールスライターとして独立起業したいのなら、人と会うことはほぼ必須となります。というよりも、会わずに継続的に仕事をするなんてことはありえません。セールスライターは人と会わずに仕事ができると思ってる方は多いですが、実際にはそんなことはありません。特に、独立起業系はクライアントと会う時間が多くなりますので、対人スキルは必須となります。

といっても、しゃべりがうまいとか、口が達者とかそういったことではなく(もちろんしゃべりがうまいに越したことはありませんが)、相手の感情に寄り添いながらしっかりと話を聞く。これができれば問題はありません。実際に私は自他共に認める口下手ですし、世間的に言えば”大人しいタイプ”の人間に属します。ですので、もしあなたが「しゃべるのが得意じゃない」と思っていてもそんなに心配しなくても大丈夫です。こんな私でもできていますから。でも、「人と会いたくない」という場合は、独立起業を目指すのは少し厳しいかもしれません。

夜は家族の信頼残高を貯めまくります

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夜は家族との時間をなるべく作るようにしています。この仕事を続けられるのも家族の理解があってのことだと私は思っていますので、家族とコミュニケーションを取る時間はなによりも大事にしています。特に子供との時間は私にとってかけがえのない時間です。一緒に夕食を取ったり、子供と遊んだり、宿題を見てあげたり、お風呂に入ったり、家族が笑顔でいられるために仕事を頑張っていると言っても決して大袈裟なことではありません。

帰宅してから子供が寝るまでの間は、家族との時間を大切にしています。

19:00【夕食】

打ち合わせなどが長引かない時は、だいたい19時ごろ帰宅し家族と時間を過ごします。子供が寝るまでの時間は、仕事のことは忘れ、家族との時間を楽しみます。それに、自分の好きな仕事をできるのも家族のおかげです。家族が理解し協力してくれるからこそ、セールスライターという仕事に取り組めむことができていると私は考えます。

21:00【子供とお風呂】

子供とのお風呂は私の日課です。今日1日どんなことをしたのか?楽しいことはあったのか?嫌なことはあったのか?子供たちとコミュニケーションを取る大切な時間です。

22:00【リサーチ・調べ物】

セールスライターの1日はまだ終わりません。コピーを書く上で、ライティング以上に時間がかかるのがリサーチです。子供が寝た後は自宅でリサーチをしたり調べ物をしたり、コピーを書くための材料集めをします。リサーチは集中力が高くない時間でもできますので、この時間にやることがほとんどです。

ポイント3:息抜きはしっかりすること!

独立起業系セールスライターはとにかくハードワークです。当然のことですが、独立しているので会社員のように甘ったれたことは言ってられません。自分の代わりは誰もいませんからね。ですので、そのハードワークを全力でこなしていけるように、身体の休息はもちろんですが、心の休息も大切です。心に余裕がなかったり、不安なことや心配事があると、それが気になってしまい、いいコピーを書くことができません。個人的に心の休息はめちゃくちゃ重要だと考えています。私の場合それが家族との時間です。子供達の笑い声は私にとって何よりの活力となります。明日へのエネルギー補給ですね。人によっては、運動だったり趣味の時間だったり色々あると思いますが、良いコピーを書きたいなら精神的にリラックスできる適度な息抜きやリフレッシュは必要ですよ。

深夜はアイディアをじっくり考える

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リサーチも一通り終わりようやく平穏な時間が訪れます。一息つきながら色々なことに考えを巡らします。クライントのこともそうですし、自分自身のことも含めて、自分の心と向き合い「不安に感じていること」「問題だと思っていること」「気になっていること」「それらをどうすれば解決できるのか」「今日起こった出来事に対してどんな感情になったのか」こういったことをじっくり考える時間を、毎日少しでも取るようにしています。

自分自身と向き合う時間は、感情を感じるエクササイズにもなります。自分自身の感情を感じることで、相手の感情をより感じることができるようになります。それは、私たちセールスライターにとって何よりも必要なことですよ。

ケネディも「感情に影響を与えるのが私たちのやっていることだ」的なことを言っていますしね。「考える」時間をブロックするのは色々な面で有効ですのでオススメです。

25:00【思考】

コピーやクライアントのビジネスの「アイディア」をゆっくりと考えます。セールスライターは、コピーを書くのはもちろんですが、クライアントのビジネス全体の事を考えアドバイスをしていきます。むしろ、クライアントのビジネスモデルをわかっていなければ、必要なコピーは書けませんからね。ですので、そういった時間を確保して「考える」時間はしっかりブロックして明日へと備えていきます。

26:00【就寝】

私の最適な睡眠時間は6時間ほどなので、深夜2時に寝るようにしています。人によっては8時間がちょうどいい人もいれば、5時間がちょうどいい人もいると思います。セールスライターは頭脳労働です。睡眠不足は自分たちが考えているよりも遥かに翌日の生産性に影響します。自分のパフォーマンスが一番発揮できる最適な睡眠時間はしっかりと確保します。      

ポイント4:考えるだけの時間をブロックすべし!

就寝前の1時間に「思考」という謎?の時間があります。この時間に何をしているかというと、言葉通り「考える」ことをしています。何を考えているかというと、クライアントのビジネスのことだったり、コピーのアイディアだったり、コピーを書く前の「ビッグアイディア」のようなことを考えているわけです。マスターソン曰く、ヘッドライン(つまりアイディア)がコピーの成否の8割を決めると言っているくらいですからね。ビッグアイディアはそれくらい重要なので、考えるだけの時間をブロックしてしっかり考える必要があるわけです。とはいっても、現在進行形の案件は、何をしてても常に考えていたりしますけどね。

まとめ

セールスライターは意外とハードワーク⁉︎

以上が私の基本的な1日となります。

ご覧になってどう思われましたか?想像してたのと違う。まぁそんな感じだよね。理想的な生活だ!・・・人により色々感じたと思いますが・・・こんなに働くのか?と思った人もいるかもしれませんね。でも、そんなのは当たり前です。セールスライターといえど、他の会社の社長さんと同じように、自分で起業をし一国一城の主なわけです。適当にやって食っていけるほど甘くはありません。

ただ、実際にセールスライターとして起業して、素晴らしい社長さんと一緒に仕事させていただけるようになると、ハードワークが気にならなくなります。というよりも自然とハードワークになります。例えば、時間を忘れて没頭できる遊びってありますよね?私にとってセールスライターの仕事とはそんな感じなんですね。エイベックスの松浦さんの言葉を借りるなら「仕事が遊びで遊びが仕事」みたいな状態です。時間を忘れて没頭できる仕事、それがセールスライターの仕事です。

リッチシェフレンも似たようなことを言っていますね。時間を忘れて没頭できること=あなたの強み。つまり、私にとってセールスライターとは自分の強みを発揮出来る仕事ということになります。

さらに、本当にエキサイティングでワクワクするようなことが日常茶飯事で起きます。仕事にどんどんのめり込んでいっちゃうんですね。その結果ハードワークになるみたいな感じです。なので、働いている本人はハードワークと思っていないことが殆どです(笑)

独立起業系セールスライターは、基本的にすべての業務を自分1人でこなしていきますので、確かに大変な部分もあります。そして、セールスライターはクライアントの大事なお金や人、築き上げてきた信頼を使わせてもらいながら、クライアントの業績UPに貢献していく仕事です。責任もそれ相応のものがあります。ですがその反面、セールスライターの醍醐味を最も感じられる働き方でもありますので、やりがいも人一倍です。

ただし!デッドラインが迫っているのに、ライティングはおろかアイディアすら固まっていない案件がある時は、ドラマでよくある「締め切りに追われた売れっ子作家」のような地獄の日々を過ごす羽目になりますのでお気をつけください(笑)

追伸

あなたのキャリアについて、楠瀬さんが直接相談に乗っこくれるみたいです↓

コメント

  1. 小林健児 より:

    「仕事が遊びで遊びが仕事」理想的な働き方ですね。
    自分も早くその域になりたいです。

    タイムスケジュールの公開ありがとうございます。

    将来の自分の働き方がより具体的に見えてきました。

    1. 宮川 徳生 より:

      僕はサラリーマン時代、飲食店に勤務していたので
      おそらく一般の仕事をしている方よりも労働時間は長い方でした。
      ですが、そんなのが可愛く見えるくらい、今、仕事しています(笑)
      でも、全く苦ではないのは、この仕事が心の底から”好き”だからでしょうね!

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