ドライテスト

From:宮川徳生


先日、うちのメンバーと
雑談していたときのこと。


「宮川さんこれ知ってます?」


なんでこの話になったのかわからないが
結構昔のガキ使の企画「限界シリーズ」の話題を振ってきた。


なんでも、この企画は
喫茶店の定員にアイスコーヒーだと思ってもらえる
限界の言葉は何か?


アイスコーヒーに響きが似た言葉で
実際に注文をし定員に通じるかどうかを
検証するというもの。


アイスコーヒーから始まり…


ナイスコーヒー
マイスコーヒー
ナイスコーチ(もう無理だろ)


こんな感じで続いていき
最終的には


欧陽菲菲にまで発展していくという
なんともくだらない企画なのだ。


何がそうさせたのかわからないが
この事が何故か忘れられずに
コンビニでアイスコーヒーを注文する時
いつも思い出してしまう。


そして、無性に
「欧陽菲菲」と言いたくなる衝動に
駆られてしまうのだ。


言うべきか?
決行すべきか?


ただ、チキンな自分は
言うことが出来ずじまいだ。


それに、店員をからかうような真似は
相手に対して失礼だとも思うので
衝動にかられるだけで実行に移すことはない。


定員さんはものすごい困ってしまうからね。


そんな事を言って
変なふうに見られでもしたら
そのコンビニに行くのが気まずくなってもしまう。


それに、きっとコンビニの人は僕に
「欧陽菲菲」というあだ名をつけることだろう。


なので、衝動にかられても
実行したあとのことを考えると
実行にはうつせないのだ。


だが、ビジネスは違う。


ビジネスの場合は
考えてからやるのではなく
やってから考えるようにしなくてはいけない。


ほとんどの人は
最初から完璧を目指したり
最初から絶対にうまくいく方法を探したり
なかなかスタートしない。


調べて、考えて、計画して、
そこで問題がでてくるのでまた
調べて、考えて、計画して…



これを繰り返すだけで
スタートしないのだ。


これではいつまでたっても
何も始まらない。


当然そのビジネスは前に進まない。


ビジネスで大切なのは
考えてから実行することではない。


実行してから考えるのだ。


マイケル・マスターソンだったと思うが
こんな言葉を言っている。


「構え」「打て」「狙え」


これがビジネスを成功させる秘訣だと。


構え・狙え・打て
ではなく
構え・打て・狙え


これが大事なことなんだと。


銃を打つ時は
銃を構えてそして狙いをつけてから撃つ。


これが確かに正解だ。


でも、ビジネスは違う。


打ってから狙うのだ。


この打つ感じを
売るに変えるとこの教訓が身にしみてくる。


打ってから狙う
↓
売ってから狙う


どれだけ計画を立てても
どれだけ考えても
どれだけ調べても


その商品サービスが売れるかどうかなんて
実際に売ってみないとわからない。


そして、大抵の場合
調べたり考えたりすることに
時間をかけたからといって
それが売れるわけではないのだ。


だから、大事なのは
まずは売ってみること。


そして、売ってから
どうすればもっと売れるのかを考え
改善を繰り返す(これが狙うということ)こと。


広告の世界では
ドライテスという方法がある。


このドライテストというのは
商品を作る前にその商品を売ってしまうという
テスト方法。


つまり、存在しない商品を
広告だけ作って売ってしまうということだ。


こうすることで
素早くその商品が売れるかどうかを知ることができる。


もし売れるなら
改善をいれて育てていけばいいし
売れなければスクラップすればいい。


もし時間をかけて調べて考えて計画して
それから売って売れなかったら
そのための時間はすべて無駄になるのだ。


思いついたら即実行
そして、うまくいったら改善する。


ビジネスの世界で
獲物を仕留めるには
打つ前に狙いを定めてはいけないのだ。


(もちろんあなたがスナイパーなら
 狙いをしっかり定めてから獲物を打たなくてはいけない)


あなたはどっちだろうか?


狙ってから打ってるか?
それとも
打ってから狙ってるか?


もし前者だとしたら
今日から後者に変わっていこう。


完璧なものなど存在しないし
絶対にうまくいく方法も存在しない。


全ては打って(売って)みないと
わからないのだ。


それに、ビジネスの世界で狙いを定めるってのは
本来売り手だけでやれることではない。


売ってみて
顧客の意見を聞き
市場の反応を確かめる中でしか
できないことなのだ。


つまり、本当に狙いを定めるなら
売り手と買い手の共同作業にならなくてはいけない。


ついつい、打つ前に狙いたくなる。


でも、忘れちゃいけない。


ビジネスでは
打ってから(売ってから)
狙いを定めなくてはいけないことを。

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