私はやめることにした

アホくさいな。
正直そう思った。

その日僕はセールスライターになる前からのクライアントさんと月一のセッションをしてた。
その日から加わったマネージャーさん。一期前からのエンジニアさん。
僕を気に入って一緒に仕事がしたいと言ってくれた役員さん。

いつものように話をしていくうちに、何かが違う?

本当にこれでいいのか?
はっきり言って根本の原因はこれじゃない?
これからも、こんなことやってちゃダメだ。
この状況をぶち壊す必要がある。そう思った。

それはなぜか、、、

何をやめんの?

僕は今回2つのことをやめることにした。
この2つは、これまで僕が、時に違和感を感じながらもずっと続けてきたこと。

なんでって?それはそうすることで、ある意味自分自身を守る必要のないものから、守ろうとしてたんだと思う。

その2つは何かというと、

その1
真実をオブラートに包むこと

その2
「私」でいること

その1「真実をオブラートに包むこと」

冒頭の話に出てきたクライアントさんは、かつて役員さんが新規に力を入れたい事業についての話で、熱を持って盛り上がった話ができて、それがきっかけで現在に至っているのだけれど、

エンジニアさんと、マネージャーさんと話していて、なんか違うと感じていたことがあった。

それは、今なんとかしたいという商品に情熱が全くないということ。
結局、このままじゃダメだろ。という確信はなんだったかというと、二人とも社長に言われたから、なんの魅力も感じてないし、別に自分がやりたいわけでもないけどやらなきゃいけないから何とかならないでしょうか?みたいなマインドが根底にあったということ。

その場で話している時に、「あ、これ絶対うまくいくわけないし。」と確信したし、誰だって、うまいこと売りつけられたくなんてないから無理だと思った。

自分自身も情熱を持ってやることができないから。

でも、その時僕はその真実をストレートには言わず、むにゃむにゃと間接的になんとかお互いが情熱を持てる状態にできないかを模索する話をしていた。
今思えば中途半端にしていた。が正しい。

なんだか、帰った後そんな自分が気持ち悪くてしかたなかった。

本気でやってんのか?という感じだろうか。

例えば、自分の子どもが間違っていることをしていたら、喧嘩になってでも全力で伝える。

それはなんでかって、本気でこの子の将来を考えいるし、自分のことだから。
伝え方を間違えたなって反省する時もある。でもそれも本気の思いの結果。次は直せばいい。

情熱もないような商品をコピーで諭されて買いたくないし、売られたくないし、付き合っていきたくはない。

だから、オブラートに包むことをやめることにした。

その結果、このままではいけないという真実を一緒に受け止めて一歩を踏み出したい。

セールスライティングの仕事は、売り手も買い手もライターもみんながハッピーになるための仕事だと思うから。

その2「私」でいること

僕はザ・セールスライターの記事を書いてからずっと自分のことを「私」と書いてきた。

なんで「私」って書いてきていたのかというと、なんとなくクールなポジショニングがしたかったのだろうと思う。

自らをコントロールし、ロジカルな思考で解決していくクールな人間。

振り返ってみると、書き出す時に自分をどう称するかを考えた時に、そんな気持ちがあったかもしれない。

で、このザ・セールスライターって場所が、それを求める人たちの場で、書き手としてそれを演じ続けることが必要ならば、それはライターの仕事として時には必要なことなのかもしれない。

でも、

セールスライターって仕事が一つの誇れる仕事として、堂々とみんなが「将来の夢はセールライターです。」「今、プロのセールスライターを目指して勉強してるんです!」って言える社会を創っていくためには何が必要なんだろうって考えてみたら、

それは、

スキルやノウハウではなくて、このセールスライティングという仕事に情熱をかける一人一人のライターのありかたであり、姿なんじゃないかと思った。

ザ・セールスライターのバナーの側にはこう書いてある。

「楠瀬健之の下で育ったセールスライターの”生の現場”情報を全公開」

なんども見てきたこの言葉がぐっと刺さった。

等身大の自分であるために、僕は「私」をやめることにした。

最後に

セールスライターの仕事っていうのは、ライティングを通して己を知る事ができるすごい仕事だと思う。

人が何を求めているのか、その根原的なものに目を向けると同時に、自分自身をどんどん内省し、フラットに俯瞰して行く事ができるようになるのかもしれない。

自分自身が得意とすることや、本当は合っていないのに無理してやっていたばっかりに知らないうちに出来ない自分に苦しんでいたり、演じている自分に自己嫌悪していたり、

でも、そんな人達も、自分自身をもっと捉え直す事ができたら、もっと楽しくセールスライターとして仕事ができる社会がきっと創れるんじゃないかと真剣に思う。

PS

今、届けているこのメルマガで僕自身も直面してきた悩みを乗り越えられる人が一人でも増えたら、素直に僕は嬉しいです。