2017/01/17

インターネット広告ライター・日向真奈美さんの一日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いま、最も伸びている広告はインターネット広告です。Googleの検索連動型広告に代表されるPPC(ペイパークリック)と呼ばれるシステムが主流ですね。そして中でも一番伸びているのはFacebookです。

実は、ここもセールスライターの仕事になります。PPC広告にも、ヘッドラインとリード文があります。そして何より画像もあります。こうした文をより反応の高いものに改善していく…。それが、「インターネット広告ライター」の役割です。

今回は楠瀬健之チームにおいて、インターネット広告運用部門のリーダーをやっている日向(ひなた)真奈美さんに、桜井が話を聞いてきました。今回の取材において…

  • インターネット広告ライターはどんなことをして時間を過ごしているのか?
  • どんな人がインターネット広告ライターに向いているのか?
  • 今後、セールスライターがインターネット広告のスキルを身につけるとどんなメリットがあるのか?

といったことについて、お話をうかがってきました。

朝:いきなり数字の世界へ、、、

6:00【起床してすぐにデータチェック】

なんと起きていきなりデータチェックだそうです。本当は良くないことと思いながら、怖さありワクワク感ありでやめられないそうです。

最初にチェックすることとしては、メールで何かアラートが来ていないかの確認。インターネット広告はアカウントごとの運用を行いますが、例えば残高不足やアカウントの停止など、非常事態が起きている可能性があるそうです。もしくは、前日に審査にかけていた広告が不承認になることもあります。そういった場合、朝一で対応しなければならないため、起きて真っ先にこういったことをチェックするようです。

ただ、怖さもあると日向さんは言いましたが、実はそれが「楽しい」とも思うのだそう。こういった数字とのにらめっこを楽しめる人は、インターネット広告ライターにとても向いているそうです。

一通り数字を確認して安心した日向さんは、ここからしばらくダラダラするようです。しかしダラダラといっても、、、

  • Yahooニュースでゴシップ記事の確認
  • めざましテレビを見る

といったようにニュースの確認がメインでした。お気に入りは「今日のわんこ」だそうですよ。

ポイント1 ゴシップネタもセールスライティングのスキルアップにつながる!?

実は、ダン・ケネディがそういっているのです。私たちは人の感情に影響を与えるということをやっています。ということは、世の中のたくさんの人が見るものは、セールスライターも見ておかなくてはなりません。ということでこういうゴシップ系記事は、あえて見るようにしているんだそうです。少なくともテレビのトレンドは押さえておいた方が良いようです。

それが一般の人々の感覚に近づくことになり、より「買いたい」と思ってもらえるセールスコピーを書くことにつながります。

7:00【一日のシミュレーションをしておく】

続いて出勤の準備です。まずお風呂に入りながら、今日一日の行動をシミュレーションしておきます。今どんなキャンペーンが走っているのか、あの広告をどうしようか、そんなことを考えておくと一日の流れがスムーズになりますね。

それからカバンの中には、いつも一冊は本を入れておくということでした。必ずしも一冊を読み終わったから次の本へ行くということではないようです。その時必要な知識を求めて、柔軟に本のセレクトをしているそうです。ちなみに取材当日は、WD(ウェブデザイン)2月号という雑誌が入っていました。

8:00【移動時間帯を有効活用】

電車の中でもぼーっとするわけではありません。メールチェック、メルマガチェック、ニュースサイトの更新チェックなど、様々な情報を確認しています。

歩いている間は音声で勉強もやっています。楠瀬さんのセミナー音声やダイレクト出版さんのレスポンスポッドキャストを良く聞いているそうです。このThe Sales Writerの執筆陣(宮川さん、日高さん、山科さん、桜井)もみんな、楠瀬さんの音声を聞きながら移動していますね。

オフィスに到着する前に必ずコンビニで買っているものは、、、

  • ジャスミンティー
  • 炭酸水
  • ヨーグルト
  • コーヒー

だそうです。いつも決まったコンビニに行くので、もう顔を覚えてもらったとのこと。行けば必ずコーヒーが用意されて、お会計が済む頃には機械にセットまでされています。これは日向さんいわく「リピーターの気持ちを体験する」という試みの一環だそうで、、、。

お昼ご飯前:データ管理スペリシャリストならではの活動

9:00【メッセージのやりとりにもコツがあった!】

オフィスに着いてすぐにやることは、主に「コミュニケーション」でした。まずオフィスには真崎さんという、ダイレクト出版さんの仕事も請け負う凄腕のウェブデザイナーの人がいます。日向さんは真崎さんと連携して仕事をしているため、まず最初にその日のタスクを確認します。

その結果、やらなくてはいけないことがそうでなくなっていたり、何か頼まれたりもします。基本的に真崎さんとの仕事は優先度が高いので、まずこのようなコミュニケーションをするのだそうです。

それから、日向さんはインターネット広告運用チームのリーダーです。Facebookでチームメンバーから色々と質問などが来ています。そのポイントは以下の通り。

  • 基本的に質問には答えない。質問に質問で返します。それによっていつでも実戦だと思ってもらい、自分で理由を考えてもらうクセをメンバーにもつけてもらいます。
  • 電話をしないので、あいまいな書き方だとうまく伝わりません。だからできるだけ端的に読みやすく、箇条書きで書くことをこころがけています。

このように、いつも数字や論理にこだわる日向さんだからこそのコミュニケーション方法が垣間見られました。

10:00【数字のスペシャリストとして、、、】

この時間がインターネット広告ライターとしてのメイン活動です。各種管理画面を見ながら、数字のチェックをしていきます。

なかには明らかにパフォーマンスが落ちている広告があります。そうした広告を見つけたら、ヘッドラインの修正など見直しを行います。

逆に数字が明らかに上がっているようなものももちろんあります。そうした数字を見るのが、とても楽しいそうです。

ポイント2 なぜその数字になったのかを考える

数字を見て一喜一憂すること自体に意味はありません。「なぜその数字になったのか」ということを論理的に考えることが大切です。

「なぜか」ということが思い付けば、それが仮説になります。そうすれば次にその仮説をテストすることができます。テストを経て本質が見えてくるということでした。

例えば「広告疲労」というのもその一つです。広告に使っている画像は3〜4日おきに変えないとパフォーマンスが落ちるそうです。こうしたことも「なぜ?」を突き詰める論理的思考によって分かってきています。

11:00【その他の作業を一気に進めておく】

数字の確認が終わったら、細々としているけれども大切な仕事をやっていきます。日向さんはこの時間帯には、Facebookページの更新、Webページの更新、レポートの作成などをやっていきます。

レポートは主に楠瀬さんに提出するものだそうです。広告キャンペーンの成果をきちんとまとめて伝えておくことは、今後に活かすために非常に重要な仕事ですよね。よく楠瀬さんがインターネット広告の数字の話をセミナーなどでしていますが、ああいったものは全て背後に日向さんがいるということでした。

お昼ご飯後:集中力のない時間帯を有効活用するには?

15:00【お昼ご飯はあまり考えないで決める】

お昼の時間は意外と遅めで、15時ごろだそうです。あまりお昼ご飯に悩みたくないので、いつも同じお弁当屋さんだそうです。恵比寿のオフィスには近くに2つお弁当屋さんがあるので、そこをローテーションしているとのことでした。

食べながらもPC画面は見ています。個人のFacebookタイムラインを見ることが多いようです。ただし、そのときに「おっ」と思う広告を見つけてしまったら、その時点で仕事に戻ったりもするそうです。いつも広告が頭から離れないのですね。

15:30【集中力が切れる時間帯は機械的にできる作業を!】

ここから終業までは、機械的にできる作業っぽいことをやっていくということでした。レポート作成のための数字のコピペや、メールやメッセージを再度確認する。チームメンバーからの投稿にコメントを入れるなどです。

夜:意識的なメリハリの切り替えが大切!

17:00【終業〜でもデータは頭から離れない】

終業は17時。でも仕事自体は終わりません。帰りの電車の中でもスマホで管理画面をチェックしているとのこと。実は、ビジネスによっては夜の時間帯に数字が動くこともあるそうです。なので、こういう時間帯にチェックすることにも意味があるのだそう。

家に帰ってしまうとダラけてしまうので、帰りにドトールなどに寄って本を読んで帰ることもあるそうです。

日向さんオススメの本はこちらです↓

18:00【ダラダラな時間もきちんと意味のあることをする】

家に帰ったら、おかしを食べながらテレビやニュースを見ることが多いようです。スマホを見たり、ビジネス系番組も見ています。オススメはワールドビジネスサテライトやカンブリア宮殿ということでした。

その他、まとめサイトを見たり炎上記事をチェックするのが楽しいようです。さらに、AbemaTVの最新アニメチャンネルを見たり、プレステをやったり、、、。マンガもけっこう読むということでした。ワンピースから賭ケグルイまで幅広い守備範囲でした。心理学的な視点で読めば、マンガも仕事に活かせるそうです。

ポイント3 ダラダラな時間帯もメリハリをつくるのに有効

仕事中はしっかり集中したいという日向さん。だからこそ意識的に家にいる時間帯はダラダラすることを心がけているということでした。そうじゃないといつも同じテンションになってしまい、疲れてしまって逆によくないそうです。仕事もいつまでも終わりません。

テレビを見るというのも、実はリサーチの効果があります。実際、恋ダンスが流行ったときには、「恋ダンスっぽい画像」を使って広告を作ったこともあるそうです。

23:00【就寝〜でもデータは頭から離れない】

布団の中でもついついスマホは見てしまうそうです。とにかく一日中、広告とその数字のチェックを繰り返していましたね。お疲れ様でした!

まとめ

インターネット広告は、拡大はあれど縮小はないという日向さんの言葉のが私の心に残りました。ダイレクトレスポンスマーケティングの知識があってセールスコピーがかける人は、インターネット広告の運用においてもその力を活かすことができます。コピーだけ、ネット広告だけをやるというように決めつけてしまうのではなく、数あるメディア施作の中の1つとして勉強しておくと良いかもしれません。

最後にインターネット広告ライターに向いているのはどんな人かをお尋ねしました。

  • 地味で黒子的役割だけど、そんな縁の下的なことを楽しめる人
  • なぜか?を考え尽くして、答えを出せる人

そういう人はぜひ、インターネット広告ライターを目指してみてください。

日向さん、ありがとうございました。

コメント

  1. Rumi Tanino より:

    日向さん

    起きてから一日中、数字をにらめっこして、しかも楽しんでいることが凄いな!と思いました。私は数字が苦手なので・・・。
    印象的なのは時間を大切にして意識してしっかりやる時間・ダラダラ時間を決めて一日を過ごしていること。
    インターネット広告の数字を見て「なぜ?」を分析して改善していること。スピード感のある中でお仕事されているんだなと感じました。

コメントを残す