2022/06/12

気になる他社のGoogle広告を調べる方法

こんにちは、
リサーチャー X です。

広告の見出しコピーや
動画、画像を作っているとき、

「どういうふうに作っていこう…」
「何か参考になるアイデアないかな?」

と迷ったり、悩んだりすることってありませんか?

そんなとき、参考になるのが、
競合や他社が実際に作って配信している広告です。

 

他社の広告を見て

・どんな訴求?方向性は?
・ネガティブ系?ポジティブ系?
・コピーの表現は?長さは?
・刺激している感情は?
・ターゲットの意識レベルは?
・どんな画像を使ってる?
・カラーやフォントは?
・何分くらい?尺は?
・大きさサイズは?
・CTAの流し方は?

などなど、
アイデアを広げることができます。
吸収できるヒントの宝庫です。

 

こういった他社広告を探すとき。

たまたま偶然に出会うのを待つよりも、
広告媒体公式が提供しているものを使って
探すのがオススメです。

 

たとえばFacebook広告には、
「広告ライブラリ」
があります。

☆Facebook広告ライブラリ

ライブラリを確認してみる

ここではFacebook広告で
出稿されている広告を
広告主の軸で検索して
確認することができますので、

競合他社や方向性が同じ会社の
広告事例を参考にすることができます。

一方、Google広告はこれまで
そういったものがありませんでした。

 

ところが!

Google広告でも2022年中に
広告主が出稿している広告
(身元を確認された広告主が過去30日間に配信した広告)

を確認できる機能のリリースが
予定されています。

日本ではまだ未実装なので、
確認することができませんが、
日本からでも一部確認できるものがあります。

 

それは、
アメリカなど数カ国の政治宣伝広告です。
(日本のものはありません)

☆Googleでの政治宣伝

https://adstransparency.google.com/political?political=&region=US

たとえば↑こちら。

2018年5月31日以降に
公開されたアメリカでの政治宣伝広告です。

 

どんな検索、画像、動画広告が

・どのくらいの表示回数
・どのくらいの期間
・どのくらいの費用

を知ることができちゃいます。

政治宣伝広告なので、
ビジネスそのものズバリではありませんが、

認知を取る必要があったり、
比較検討されたり、
ターゲットを行動させる必要があったり、

とビジネスの目的と重なる部分も多く、
お手本になる部分も少なくありません。

 

(ちなみに私は、
このサイトでみつけた広告の
色づかいやコピーの見せ方、
画像選びや配置の仕方などなど
訴求や全体のイメージなども参考にしています。)

こちらのサイトで、
アメリカの政治宣伝広告のうち
一番、表示回数が多かった広告を確認したところ

なんとポリシー違反で削除され、
今は確認することができませんでした。。

 

おそらく、
かなり強いメッセージ性が
あるものだったと推測されます。^^;

また同じページにあるタブを切り替えて
「分析情報」という項目を確認すると、

どんなフォーマット
(テキスト広告、画像広告、動画広告)が

どの地域で、どのくらい投下されているかを
地図上で視覚的に確認することもできます。

この地図をみると
どの地域にチカラを入れているか?が一目瞭然です。

 

なお、アメリカの政治宣伝広告に
使われているフォーマットは、

・動画広告63.2%
・テキスト広告 26.1%
・画像広告10.7%

という内訳になっていました。
(出典「Googleでの政治宣伝」より)

やはり動画強し、ですね。

そんな動画広告で特徴的だったのは、
表示回数の上を占めているものの多くが、

15秒の動画で
広告費用に100万〜150万ドルをかけ
掲載期間がたった1日

というものでした。

 

目的の日である投票日の近くで
集中的に予算を投下して
さまざま切り口、角度から
人の目に触れるようにしたのかもしれませんね。

 

・・・

今回、ご紹介した機能ですが、
そもそもの出発点は
Google広告の透明性を高めるための仕組みです。

広告を出稿している広告主は、

どんな会社なの?
他にどんな広告を出してるの?

といったことをユーザに
知らせるためなんですね。

 

実際に、この機能でユーザが
広告から広告主のことを知るための
動きはこちらから確認できます。

☆動作イメージ↓(9秒動画)
動画をチェックする

 

この機能を使って
自分もユーザのひとりとして、
広告の見え方を確認するのはもちろんですが、

競合や他社の広告の出稿状況を調べて、
広告のコピーの方向性や訴求、
動画広告のシナリオ構成や
CTAへ動線などをリサーチし、

何はマネができて、
どこを差別化するのか?を
知る手がかりにすることができちゃいますね。

 

また別の使い方としては、
アプローチしたいクライアント候補や見込み客が
今、どんな広告を出しているか?
を知ることができたら、

「ここはこうやって変えたらどうでしょうか!」
「こういう訴求も考えられます!」

といった改善案の提案などにも
つなげられそうです。

日本に実装されたらすぐにチェックして、
リサーチツールのひとつに加えてくださいね!

 

P.S.
やっぱり
「競合ってどうやってるのか?」
ってとても気になりますね。

一般的、抽象的な話よりも、
同じ業界・同じ業種・同じ地域などなど
より具体的で特化した事例はイメージしやすいですし、
自分のことに置き換えやすいですから。

 

しかもこれ、うまくいった方法だけでなく、
うまくいかなかった方法もすごく参考になります。

ですので、もしあなたが
日々マーケティングを実践しているなら、

その現場経験や実践内容は
同業者にとっては喉から手が出るほど
欲しい物、宝の山、なんですよね。

 

あなたが持っている
そんな「宝の山」を活かす方法について
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