2017/02/11

私が参加している交流会の内情

私は、その存在をたまたま知っていたと言う事で「倫理法〇会」と言う経営者の集まりに入会しました。知らない人の為にお伝えすると、この会の特徴は・・・

  • 北海道から沖縄まで、全ての県に「単会」と呼ばれるものがある。因みに山梨では10か所の単会があり、火曜日から土曜日、毎日2会場ずつセミナーが開かれています。
  • 早朝にセミナーを行っている(セミナー参加は無料)
  • 参加者は企業の経営者がほとんど。
  • 年齢層が高い。因みに私の所属している会は平均60歳ぐらい。
  • セミナー終了後、朝食会がある。

日本全国、毎日どこかでセミナーは開催されています。だから、あなたの近くにもあります。ネットで検索すればヒットします。行こうと思えばいつでも行けます。

倫理と聞いて、最初はなんだか胡散臭い・・・と思っていました。参加して最初ははびっくりしました。やたらみんな元気だし、挨拶の声はでかいし、「輪読」とか言って本を読み合わせたりするし・・・。

しかし行っている事は一言で言えば「経営者の心の勉強会」です。

今回は私が所属している交流会の流れや、注意している事、なぜ交流会なのかと言った部分をこっそりお伝えします。

 

セミナーの日

4:00 起床

皆が寝静まっている時間から、セミナー開催日は動き始めます。もちろん妻も子供達もまだ夢の中です。正直、この時期は厳しい時もありますが、気合で布団から起き上がります。そろりそろりとお布団から抜けだし、身支度を整えます。ここで「あとちょっと・・・」と二度寝するとアウト。

入会して最初の頃は、目は覚めるけど起きられず、「まあ、いいや・・・」と言う事が何度かありました。

しかしその後、会では「朝の目覚めに気づきがある」と教えられました。

それがどんな気づきかって?

「今日もまた朝が来た。嫌だな・・・」と思って起きるのと「よし、今日も一日が始まる。頑張ろう」と思って起きるのとでは、目覚めも行動も変わって来る。

そういった事に気づいて、実践する会と言う事です。

4:45 出発

この時間って、寒いは寒いのですが、思っているほど寒くないと感じます。車で会場に向かいますが、まだこの時間だとフロントガラスも凍っていなかったりします。一番寒いのは日の出の頃なんですよね。

5:00 会場到着

車で10分ほどの会場に到着すると、すでに何名かの役員の車が停まっています。本当にまめっていうか、頭が下がるっていうか、倫理を実践している経営者ってやっぱり違います。

会場に入ると、机やいすを出してきたり、当日の流れをホワイトボードに書いたり。年を取っているからとか、会社の大小とか全く関係なく、各々が自分でできる事を黙々としています。

5:30 役員朝礼開始

単会の役員が集まり、挨拶の練習やセミナーに来る人のお出迎えは誰がするのかを共有するのが役員朝礼です。

「副事務長」という役職の私は、役員の朝礼を仕切る立場にいますので、そういった適度な緊張感も「朝、起きなきゃ」と思わせてくれる一因です。

私は、入会して半年もたたない間に「幹事」になり、1年で「副事務長」というお役をいただきました。会に所属している経営者の平均年齢が60歳。その中で40代というのは圧倒的に若く、みんなが注目している訳です。

ここで「言われたら喜んで受ける」という気づきを得ました。

何かを依頼された時「できなかったらどうしよう」と考えるのではなく、「まずはやってみる」という事。そこで断ってしまえば先が無いですが、受けてみれば、思っているほど難しくなかったり、できる事出来ない事が分かります。出来ない事や分からない事は周りに聞けば教えてくれます。

そうだと分かってしまえば、四の五の考えず、スパッと決断しやってしまえば、依頼した相手からも感謝されるし、自分も気持ちがいいと言うものです。

6:00~7:00 セミナー

毎回違った講師をお呼びして、「倫理を学んで実践している事」とか、「自分のビジネスで気づいた事」などを参加者に伝えるセミナーが始まります。

講師も様々です。お寺の住職さんだったり、年商数十億の社長さんだったり。

今日の講師は、地元で登山グッズ、登山アドバイザーをしている方でした。講話の内容は「何か悩みごとを抱えているなら、山に登るといいよ~」と言ったものでしたが。

セミナーの中で、自分のビジネスの宣伝ばかりするのはNGなので、「ビジネスを通して見えてきた事」と言う事がセミナーの内容としては多いと感じます。

7:10~9:00 朝食タイム

私の所属する会では、7:00にはセミナーが終わるようになっています。そして近くのファミレスに場所を変え、朝食タイムとなります。

参加は自由ですが出席する人は大体決まっていて、座る場所も、食べる内容までも結構毎回一緒です。話す内容に決まりは無いので、自分が今何をしているのかとか伝える事が出来ます。(ただ、いつも自分のビジネスばかりアピールすると煙たがられるので注意)

女性陣は女性陣で固まっていろいろ話しています。今回は「山登り」についてのお話だったので、自然と会話が「山登り」に関わる話題で盛り上がっていました。

いつも目の前に富士山が見えているにも関わらず、私はまだ富士山に登った事がありません。そんな事を話していると「富士山は一度は登っておいた方がいいよ」「甲斐駒ケ岳は今まで登った中で、一番きつかった」「イタリアの山って岩がとんがっててすごいんだよね」e.t.c.・・・

参加される方が60代前後と言う事で、会社の直接的な経営からは退いている方もいらっしゃいます。だから終わりは9時頃とか。時に11時とか。「どんだけしゃべる?」と言うぐらいしゃべり好きの方もいます。そして、しゃべり済んだら、みなそれぞれ会社に戻ったり、仕事に戻ったり。そんな時間が流れます。

 

「一生懸命聴く」を実践

前回「相手のお話を一生懸命に聴く」と言う事をお伝えしましたが、この朝食タイムこそ、最もその事を実践できる場所です。

ウンウンとうなづいて相槌をいれたり、時には身を乗り出したり。相手の言っている事を、リフレインしたり。

言っておきますが、「フリをしろ」という訳ではありませんからね。相手の話の腰を折らないように、ひたすら聴く。そういう事です。

こんな事を何度かしていると、先方から「チラシを作ろうと思っているけどどうしたらいい?」「集客で困っているけど相談に乗ってくれない?」と言った話が出てきます。そしたらアドバイスすればいいと思います。

 

交流会で人脈を作るために必要なもう一つの要素

現在、私が所属している「倫理法〇会」。他の交流会とはちょっと違う部分があります。

 

それは頻度。

経営者と顔を合わせる頻度。

つまり、顔なじみになる速さが違う。

 

他の交流会は、開催される頻度が月に1回とかですが、この交流会は毎週あります。会員はどこの県のどこの単会に顔を出すのも自由なので、行こうと思えば毎日違った単会に顔を出す事が出来、そこの単会に出席している人と顔なじみになる事が出来ます。

初対面の人に名刺を渡し、軽く挨拶をします。朝食会に参加して、お話を一生懸命聴きます。でも、その1回では顔なじみという関係まで発展しません。

ところが、同じ会場で何度か顔をあわせるうちに、ちょっとした事でも相談出来たり、冗談も言い合える関係が構築されていくのです。

 

参加されている方は60代です。事業で困っている人が多いかと言えばそうでもない。むしろ抱えている問題が健康の事だったり、事業継承の事だったりします。そのため、自分のクライアントを見つける目的で参加すると厳しいかもしれません。

だけど、顔なじみになるうちに、いろいろな依頼が来ます。

集客コンサルタントと伝えていても、結局「名刺を作って欲しい」だったりします。しかしそこから人と人のお付き合いは始まると私は考えています。

「依頼されたらまずはやってみる」と言うマインドは、何事にも通じています。結果を考えるのではなく、できる事に取り組む。そういう価値の提供の方法もあるんだと気づかせていただきました。

 

ネットで検索すれば「交流会」「セミナー」を見つける事が出来ます。クライアントさんを見つけに行くというマインドは脇に置けば、気軽に参加できます。しかし、まずは参加してみない事には何も始まりません。そして2~3回行けば、その交流会が自分に合っているかどうかも分かると思います。合っていると思えば続ければいいし、合わないと思えば行くのを辞めるだけです。

 

もし私と同じように、人脈で悩んでいらっしゃるなら、一度交流会に参加してみて下さい。まずはそこからです。

コメント

  1. 福原慎也 より:

    藤井さん読まさせて頂きました
    私もこの会の会員(幹事)で御座います。心の勉強会。マインドのお話しと共通するところがあります。というよりほぼほぼ同じです。
    家族、従業員、業者さん、お客様、地域の方、目の前の人に感謝して尽くして尽くして喜んでもらう。
    経営者もマインドがなければスキルもツールも使えませんというお話をされます。
    「はいの実践」
    私も理屈なしにセールスライターとしての実践します。
    ありがとうございます。

    1. 藤井和昭 より:

      福原真也様
      コメントいただきありがとうございます。この会に参加して得た「気づき」が、セールスライターとしての実践に直結していると日頃感じています。どちらも「理屈なし」ですよね。これからもセールスライターとして共に実践していきましょう。ありがとうございました。

  2. 風間裕照 より:

    藤井さん、とても勉強になる記事をありがとうございます。
    セールスライターに限らず、どんなビジネスも関係構築に尽きると思いました。
    ビジネスに直接つながるかどうかを気にせず、とにかく傾聴することを
    実践していきます。

    1. 藤井和昭 より:

      風間裕照様
      起業当初、とにかく「クライアント獲得」「売上を上げなくちゃ」と考えていました。そのため、人とお会いしても「自分の売り込み」の事ばかり考えていました。しかし「心の勉強会」や実際に活躍している方を見ていると、人と人のお付き合いの中で「相手の事」を大切にされていると気づかされました。

      不思議な事に「自分の事」から「相手の事」を考えるように意識を変えた頃から、自然とお客様が周りに集まり始めました。これは、実践していたら追々分かると思います。

      風間様もおっしゃっている通り、私も「ビジネスに直接つながるかどうかを気にせず」これからも傾聴を続けていきます。コメントいただき、ありがとうございました。

  3. Rumi Tanino より:

    藤井さん
    記事の中で交流会は「心の勉強会」って所と「一生懸命聞く」って事が実は出来そうで、出来ていない。ことが多いです。相手に寄り添って聞くことで優しい気持ちになれるのかなと思いました。ありがとうございます。

    1. 藤井和昭 より:

      Tanino様

      一生懸命聴く事。相手に寄り添う事。最初から私も出来た訳ではありませんが、少しづつ意識して出来るようになってきました。

      こうイメージすると分かりやすいかもしれません。

      大勢の人の前に立ち、何かを伝える人がいる。その時、みんなが下を向いていたら・・・。話し手は寂しく辛い思いをするのではないでしょうか。逆に、笑顔でうなずいて聴いてくれる人がいたら、こちらも笑顔で、その人にばかり語り掛けてしまいたくなるような・・・。

      相手を尊重する事だと感じます。その結果が優しい気持ちで接する事に繋がっていると思います。
      何かヒントになればと思います。

      コメントありがとうございました。

  4. 小高 一政 より:

    始めまして。小高と申します。セールスライティングで飯が食えるようになることを、今年の1月から志しているものです。藤井さんのたどったプロまでの道のりは、おそらく私のお手本になるのではないかな、と感じています。私はまだ会社勤めを続けていますが、極力時間を作って、セールスライティングのスキルアップに励んでいます。(コピーはなんとか1ヶ月かけて1本つくるくらいの遅さです。。。。まだまだですね。)セールスライティングに限らず、仕事の全ては顧客に価値を提供することだと思っています。その姿勢は、セールスライティングのプロになっても変わらないと思っています。また、藤井さんはつても無い状態で、独立されたなんて素晴らしすぎます。藤井さんのブログは今後も拝見させていただこうと思います。

  5. 藤井和昭 より:

    小高さま。コメントいただきありがとうございます。

    会社勤めをしながらのライティング、私と同じですね^^
    時間の制約があり、なかなか打ち込めない事もあると思いますが、コツコツと続ける事が、のちのち大きな差となって出てきます。

    小高さまは「飯が食えるようになる」為にライティングを学んでいると言う事ですが、ゆくゆくはどのようなポジションに身を置くのかは、何となくでも考えておられますか?

    もし、今は全くと言うことでしたら、決めておいた方がよいと思います。

    独立するのか、副業収入を増やすのか、社内でより価値のあるポジションを目指すのか・・・その目指すポジションに応じて、今の自分に不足している事が見えてくると思います。

    私の場合は、「2年以内に独立する」と決めてライティングの勉強を始めました。そして自分に不足しているのは人脈だと気づき、独立までの1年6ヵ月をかけて交流会を通して人脈作りをしてきました。今、私があるのは、過去に行動した事が、少しずつ実を結び始めているからです。

    ライターを目指す人は多いと思います。しかし、現実にどれだけの人がライティングで飯を食えるようになるのか?と言われれば、本当に一握りの人しかいないと感じます。

    ライティングを学ぶ中で、気分が落ち込んでやる気がなくなったり、自分が何をしたいのか分からなくなって、嫌になる事もあります。正解がないのでゴールが見えません。そんな状況に嫌気がさし、辞めていく人が多いのも事実です。私自身「もう、いいや・・・」とライターとしての独立を辞めよっかと思った事も何度となくあります。

    でも、そういう時に自分を奮い立たせてくれたのは、私の場合は「ライティングを通して自分のなりたい姿」でした。勉強用のノートの最初の1ページ目に
    『俺はコピーライターで、一生稼げるスキルを身に付ける』と書いたその言葉でした。(当時、価値提供とか全く考えていませんでした(^^;))

    決して楽な道ではないのですが、一生を通して磨き続ける事が出来るスキルだと思います。
    あきらめなければ必ず道は開けます。応援しております。

    PS. 自分のなりたい姿を想像して「ワクワク、楽しみながら」取り組む事が、夢・目標を現実にす
      る最強の習慣です。辛い時は、その事も意識してみて下さいね。

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