セールスライター、寝正月、そしてテレビ…

From:桜井啓太

あけましておめでとうございます。

あなたはお正月を効果的に過ごしていましたか?私は寝正月でした。といっても、熱を出してしまい、寝込んでしまっていました。

その分仕事ができなかったわけなので、かなり参りました…

というわけで短期的には損な正月でした。しかし一方で、長期的には「かなり得した」正月と言うこともできます。

どういう意味で「得だったか」というと…

テレビをたくさん見ることができた

1月1日の午後から1月3日いっぱいまで、ほぼ3日間寝込んでいました。寝ている間スマホを見るのも頭が痛かったので、主にテレビを見ていました。

この3日間の「テレビ番組」を見ることができたのはとても大きかったです。

最近のテレビ番組は、「視聴者の注意を引きつける」という意味で、昔よりも優れていると思います。「スマホがある」からです。視聴者が「いま」見ている内容が面白くなければ、すぐにスマホに目を移されてしまいます。

ネット上には動画があふれています。無理に今見なくても、あとでネット上に転がっている動画を見ればOK。その方がCMをすっ飛ばすことだってできます。

だからテレビ局も本気で視聴者の注意を引きつけに来ています。この3日間、テレビ局の本気を垣間見ることができました。

一息もつかない番組構成

視聴者の関心をなくさないためには、番組の内容はもちろん重要です。「見たい」と思う内容なら、それだけでどうしたって視聴者は見てくれるはずだからです。

でも僕が感じたテレビ局の本気、それは「番組構成」から一番感じることができました。

すなわち、「CMを入れるタイミングが絶妙」ということです。

一番典型的だったのが、TBSの「消えた天才 〜一流アスリートが勝てなかった人大追跡」という番組でした。例えば桐生祥秀選手が出てきて、「小学校の時に徒競走で勝てなかった相手」というのが紹介されます。そしてその人は今何をしているのか…という流れです。

こういったストーリーが10個ほど出てきます。じゃあCMはどこに入れるのか。何も考えずに言うと、「ストーリー1つ1つが終わった直後」だと思いますよね?あんまり変なところに入れると、視聴者の集中力を奪ったり、イライラされちゃうんじゃないかと考えてしまいます。

ところが実際は「クライマックスの直前」がほとんどでした。図で表すとこんな感じ↓

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まず、クライマックスの直前に差し込まれることで、チャンネルを変えることはできなくなります。期待感や「真相を知りたい」という気持ちを煽るために、「消えた天才」の顔ギリギリだけを隠した映像を流します。視聴者からすれば「あと少しだけが見れない」のです。「だったら最後までみたい」という感情を利用していると感じました。

人は、「95%分かっていることなら残りの5%をどうしても知りたいと思ってしまう」という特性を意識しているのかもしれません。

とにかく「最終的に何が見られるか」というクライマックス場面の予告は頻繁に流します。それこそ2分に1回くらいのペースで差し込まれます。常に視聴者に対し「何が得られるか」を提示しながら、少しずつ次に進んでいきます。

そしてクライマックスを迎えたら、すかさず「次のストーリーの予告」に入ります。この間CMは入りません。次のストーリーに興味を持てるかどうかは分かりませんが、視聴者は「惰性」で見続けてしまいます。そうこうしているうちにまた次のクライマックス直前を迎えて…という感じです。

最大の敵は「満腹感」

ある意味、視聴者に常に腹を空かせてもらうにはどうしたらいいか?を実践しているような感じもしました。エンディングを見せてしまうと、視聴者はスッキリしてしまうわけです。もちろんそれはそれで満足感を与えていることにはなるのでしょうが、視聴者はそこで見終わってしまいますよね。

ダン・ケネディの言い方ならこうなります。「あなたのプレゼンテーションを見てもらえる『貯金』をつくりなさい。それが尽きたとき、視聴者はあなたの言うことを聞かなくなる」

言い方は悪いですが、麻薬の売人が儲かるのは、麻薬が違法である(=入手しにくい)ことに加えて、その「強烈な依存性」にあります。タバコもアルコールも同じです。飲んだり吸ったりすればするほど、また次が欲しくなるのです。

つまり僕たちセールスライターは、「情報を与え終わることが」が仕事ではないのです。僕たちの仕事は、「次が欲しくなるだけの価値を与えること」とも言えるのです。そのバランスを慎重に見極めなくてはいけないですよね。

たまにはゆっくり3時間SPでも見るべし

日頃はオフィスで仕事をしていることが多くて、そしてオフィスではテレビが映らないものですから、なかなかゆっくりテレビを見るということがありません。

インターネットが発達し、メディアが多様化したとはいえ、まだまだテレビの影響力は大きいです。それは、いまだに巨額の広告費が動いていることから見てとれます。

それだけプロが本気で番組制作をしてくる場所ということです。ならば、僕たちセールスライターが学ぶべきこともきっと多いハズ。

週に1日とか、月に1日とかでも、きちんと決めた上でテレビを見るようにしたいと思いました。

PS
正月に体調を崩したセールスライターが多かったようです。正月はちょっと気がゆるんでしまうからでしょうか?

同じく風邪を引いた小野さんの記事はこちらです。

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