@金沢のスタバより
あなたは役立たずです。
あなたなんて必要ないです。
いなくたっていいです。
こんなこと面と向かって入れたら、もの凄いショックをうけるでしょうか?
それとも、なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ!と怒りがこみ上げるでしょうか?
でも、これ去年ライティングの締め切りに追い込まれた時に私が直面したことなんです。
ひどいですよね。あんまりですよね。
普通に考えれば。
でも、
私はこのことがわかって、めちゃめちゃスッキリしたんです。
それは、、
はい!か、イエス!か喜んで!
当時軽く初動に関わった外部クライアントさんがいたのですが、全体でかなりボリュームのあるクライアントさんだったため宮川さんからライティングの依頼を頂いたんです。
その時私は他の案件でも結構時間がタイトだったのですが、何と言っても宮川さんからの依頼です。
それに加え私は高校時代応援団出身。
組織のなんたるかを学生時代に学んでいる私の脳内に断るという概念はありません。
できるかどうかは関係なし。
引き受けてからどうするか全力で考え尽くしてやるのみ。
そんなストイックなマインドに支配されている私は二つ返事で返答していました。
確か、「はい!喜んでやらせていただきます!」みたいな返答をしたと思います。
さて、どうするか
そのころ私はちょうどスタートしたばかりのクライアントさんのニュースレター第1号や、その他にも複数のタスクを抱えていたので、スッキリくっきり時間を割いて集中することがなかなかできずにいました。
リサーチを進めるうちに徐々に必要な要素はなんとなく見え始めながらも集中しきれず、1日、2日、3日、、気づけばどんどん時間ばかりが過ぎていき、、、
さすがに、あ、これやばいかも。と背筋にたらりと汗が流れたのは締め切り1週間前。
しかもその時は予定がタイトだったので1週間丸々当てられるわけではなく、がっつりと時間を割くことができるのは2日。
書き上げてから一晩寝かすので絶対に2日はライティングに猶予が欲しいです。
しかし、もしも不測の事態で何かそのうちの1日が潰れようものなら後は無し。の状態だったんです。
神のいたずら
そんな時に限って不測の自体は起こるもの。
ちょこちょこと目の前の急な対処に身を奪われるごとに時間はまた過ぎ、私は徐々に追い込まれていきました。
根本の原因
こんな風に書いてみると「時間がなかった」ことが締め切り間際までライティングが進まなかった原因のように思えますが、実は根本の原因は別のところにあったのです。
それは、私がクリエイティブな記事を書こうとしていたことでした。
そう、いくらそれまでに参加したことのあるダイレクト出版のテンプレート習得講座でパクればいいんです!と言われても、楠瀬さんからスワイプの重要性を説かれても、
心のどこかでは、
「いやいや、そんなこといったてさ。」
「優れたものを吸収して新たなものを生み出したいでしょ!」
っていう想いがあったと思います。0から1を創る、それがしたい!なんてどこかで思っていたのでしょう。
だから、時間に余裕があるときは、そこそこのリサーチと自分ごときのイマジネーションでなんとかできても、極かぎられた時間の中では到底そんなものは通用しなかったのです。
とことん追い込まれてしたこと
期日がギリギリに迫り、やばい、泣きそう。
「助けて」と思った私は、初めて教えに服従しました。
そう、これまでの教え全てを受け入れました。
自分がどうしようとか、何かを生み出してやろうとか、そんな思いを全部捨てました。
完全に自分自身の存在を用済み、、不要にしたんです。
なぜって?
テンプレート、スワイプ通りにやれば、それが最高のコピーで、誰でもかける。
そう教えを受けていたからです。
そこからはごちゃごちゃした雑念もなくなり、ただただ教えられた通り100%に忠実にテンプレ(スワイプ)をまず理解し、その構成通りにその案件で書く為に必要なリサーチをひたすらひたすらしました。
そして、それをそのまま、これまた教えられた通りにコピーにしました。
もう、そこには「私が書いている」という視点は皆無でした。
ただそこにあった言葉を私がキーボードで入力しているだけ。
わらにもすがる思いで無心に、ただひたすら言われた通りにやりました。
納品して驚いた
そんな風に自分を完全に捨て去って、無心に書き上げ宮川さんに提出しました。
そしたら返ってきた言葉が
え!?
宮川さんをご存知の方ならわかると思いますが、宮川さんは相当ストイックです。
妥協は徹底的に許しません。
その宮川さんからこのコメントが返ってきたのです。
そして、そして、
そのあとクライアントさんからも宮川さんに「これいいコピーですね!」というレスポンスがあり、
さらに、さらに、
そのコピーからの会員さん獲得がうまくいってますよ。との報告も後日頂きました。
ここまで立て続けに言われることはそうありません。
完全に、私は不要だった。
このことから気づいたことがあります。
それはコピーを書く時に自分自身なんて不要だってこと。役立たずだってこと。
書く。というと、主語が「自分が」になってしまいがちですが、それは完全に勘違いだったことがよくわかりました。
私たちセールスライターは、そこにある真実、事実、本人たちが言語化できていないけれど突き動かしている信念。
それらをただ言語に置き換えることをしているだけ。それこそがすべきこと。
これは、生み出す。自分が書く。という視点とは全く逆のことでした。
私がなんとかして、書こうと思えば思うほど、読み手や、伝えたい人の思いが排除されてしまい、自分ではやってるぞ!という思いとは裏腹に逆効果だったのです。
教わった通りに、教えを守りテンプレートを忠実にスワイプすることで自我を捨てることができました。
そしたら、自分が想定もしなかったレスポンスが返ってきました。
人の心を動かし、信念を変えるコピーとはなんなのかを考えさせられました。
だから、
私も、あなたも、不要。そう自信を持って今なら言えます。
最後に
もし、あなたが今、ライティングに行き詰まり、「書けない」という壁に当たっているとしたら。
その時の私のように、「自分が」書く。生み出す。という視点になってしまっているのかもしれません。
その時は、自分を捨て去って、ただただ、教えに忠実にやってみて下さい。
PS
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