え!?それだけの理由!?

From 深井

「はい。それだけで来ました。」

全くぶれることなくそう言い切っている目の前の二人。
その様子は「それだけじゃダメなんですか?」という言葉も含んでいるようにも思える感じだった。

正直、不意をつかれたその返答に僕は動きが止まってしまった。

僕が田舎町の小さな居酒屋で、焼き鳥を食べながら何気なくした質問への回答は意外というか想定外で、なんだかとても心温まる結果となったんです。

そしてそれは、お客さんとの信頼関係や絆が深まる瞬間ってこういう瞬間だよね。ということにつながる体験でした

それは、、、

始まりは突然に?

なんだか昭和のトレンディードラマみたいな小見出しになりましたが、別にそんな小笑いを取りたいわけではなく、その連絡は突然でした。

時々オフィスがわりに使っている実家の仏間で仕事を終え、車で川沿いの土手を走らせ、自宅に後5分くらいで着くかつかないかという頃、その電話はかかってきた。

発信者名を見ると、同じ経営者団体に所属する後輩からの電話。

特に連絡をもらうような記憶はなかったので、「突然どうしたのかな?」そんな気持ちで電話に出ました。(一応このご時世なので書いておくと、もちろんちゃんとBluetoothを使用して。)

どうしたのか尋ねると、「今から深井さんちの方にいって一緒に飲みたいなと思って。いってもいいですか?」とのこと。

そこで、自分は勘のいい人間である。と分類している僕は、「なるほど、これは何か急遽折り入って相談したいことがあるけれど、それはあってから話したいパターンだな。」と仮説。

突然の連絡の意図に仮説がすんなり立ったので、そういうことならば何か力になれれば。と二つ返事で「いいよ」と快諾し、30分後約束した僕の家の近所の小さな居酒屋へ。

ちなみにこの居酒屋は、地元民が使うくらいで、わざわざ中心部にくらす人間が来るような場所ではない。

だからこそ、何かきっと相談したいのだろう。そう思った。

でも、それは違った、、、

理由はシンプル

酎ハイで喉を潤した後、僕は今日の彼らの目的の核心に迫るべく、そして、彼らが「いや、実は、、」と話し出しやすいように、場の頃合いをみて「で、どうして来たの?」と質問を投げかけたんですが、その答えが、

「いや、今月は会えてなかったんで元気にしてらっしゃるかな。と思って。」とのこと。

僕「・・・。」「それだけ?」
彼ら「はい。それだけで来ました。」「本当に他に別にないです。」

確かに今月開催された団体の集まりに僕は、別の仕事が入っていて参加できていなかった。

でも、だからと言って、こうやって自分の存在を気にかけてくれているとは思いもしていなかった。

だから、この意外な彼らのアクションに、セールスライターとしても、ハッとさせられるものがあった。

その結果、起きた感情は?

正直この返答をもらった僕は目の前の二人に対し、感謝の感情が生まれていた。
自分を思い起こしてくれただけでなく、連絡をくれ、実際にアクションを起こしてくれた。

この感謝の気持ちを、今後別の形でも何かの折に返したい。そう思わさせられた。
何よりも、「気にかけてくれている」その気持ちの伝播が大きいかもしれない。

この感情変化は、売り込みではない自分宛のDMを受け取った時や、良いニュースレターにも通じるものがあると思った。

売り込みを目的としないアクションの愚直な積み重ねが、いつの間にか顧客の中で「ありがとう」という感謝の気持ちに変わり、「この感謝の気持ちを機会があれば返したい。」というところまで成長して行く。

もし、購入するときはこの人から買いたい!
そんな売り手と買い手の強い絆を作ってくれる要素のヒントがここにあるであろうと、酎ハイを飲み干しながら僕は考えた。

PS

あなたはDMやニュースレターを送ってお客さんから

「いつも送ってくれてありがとう!楽しみにしてるんです。」

そんな風に言われたことはありますか?
もし、まだないとしたら、相手のことを気にかけている気持ち、その気持ちが伝わっていないことが原因かもしれません。

PPS

セールスライターとして必要な、愚直な努力の積み重ねについての記事はこちら