〇〇した方が、あまり苦しまなくていいです

つい先日、人生で初めて四国でラフティングを経験してきました。

車で高知市内から、緩やかな高速と緑豊かな山道を約1時間半ほど走った先にあったそのラフティングショップは全国から観光で訪れた学生や大人たちで朝から賑わっていました。

ログハウスのようなおしゃれなショップで、ウエットスーツに着替えてヘルメット、救命ベストを装着し、まるでモジモジくんのようなお互いを茶化しあったあとは、ボートを漕ぐためのオールを片手にバスでスタート地点となる上流までいざ出陣!

バスの中ではガイドのお兄さんがゆるくて、フレンドリーなトークでみんなを盛り上げ上流に着く頃にはみんなのテンションはMAX!

で、ここまではよかったのですが、、、

上流の川原でガイドのお姉さんから注意事項が始まった途端、それまではしゃいでいた40人ほどの参加者がキュッと引き締まってお姉さんの言葉に釘付けになっていったんです。

それはなぜか、、、

逃れたい恐怖の数々

ガイドのお姉さんから優しくも時に厳しい口調で、絶対にこれだけは守ってくださいね!という注意事項が話されて言ったのですが、

その中でも全員の意識がキュッと引き締まったのが、「〇〇した方が、あまり苦しまなくていいです。」という言葉

  • 転覆して、ボートの下に入り込んで出れなくなった時は息ができないので、両手でボートを押し上げて横に逃げるように押しながら外に抜け出してください。

→「その方が、あまり苦しまなくていいです。

  • ボートから落ちた時には決して慌てて川の中で立とうとしないで下さい。

→その方が、足が岩にぶつかったり、挟まって身動きが取れなくなって苦しまなくていいです。

ボートから投げ出され、一人で流されてしまった時は、、、

等々、数々の「こうした方が苦しまなくていい」シリーズが話されていくにつれて、ガイドのお姉さんの話を聞く参加者の顔は真剣そのもの。

結局何かしらに苦しみそうな危機感に、それまでウェーイ!とサークルで盛り上がっていた学生たちも、慣れないウエットスーツのモジモジくんみたいなお互いを茶化しあっていた大人もみんな言葉を失い、

私も、なぜこんな危険な所にきてしまったのか、、、と、未知なる経験への恐怖に駆られながらも、聞き逃すまいと真剣にガイドさんから話される注意事項のインプットに集中していました。

たった一つの言葉のチカラ

ガイドさんが「みなさん聞いてください。」といった時には話し半分にしか聞いていなかった人がほとんどだったのに、全員が真剣に一言一句逃さず聞くようになったきっかけは「〇〇した方が、苦しまなくていいです。」という言葉。

この一言が、それまで半ば形式的で、他人事の注意事項だった話を、完全に参加者全員にとっての自分ごとにし、「聞き逃したくない!」という自らの意思を与えていました。

ペルソナにとって動かざるを得ない言葉、読み捨てならない言葉とは何か。

たった一つの言葉のチカラを改めて考えさせられる経験でした。

PS

結局ラフティングで苦しんだのかどうかというと、、、

鼻に水が入るくらいの苦しみだけで、思いっきり楽しむことができました!

PPS

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