「切腹最中」に学ぶコピーの”キモ”

From:長嶋雄二

 

 

切腹最中(せっぷくもなか)
って知ってますか?

 

東京の新橋にある
和菓子屋のモナカなんですが、

 

僕は以前から興味があって
最近やっと食べることができました。

(ちなみに僕は甘いものが大好き…)

 

あんこがはみ出ていて
見た目にもインパクトがあり
味もうまい!

 

でも以前から興味があった理由は、
見た目や味にあるわけじゃないんです。

 

じつはこの切腹最中・・・

 

ある状況のサラリーマンに
定番の人気商品として
30年以上売れ続けているんです。

 

なんと、ピーク時は
1日7000個も売れていたのだとか。
(ちなみに和菓子は1日80個売れれば
ヒット商品と言えるそうです)

 

このお店の所在地が
忠臣蔵の浅野内匠頭
(あさのたくみのかみ)
が切腹した場所にあることから

 

『切腹最中』

 

という独特なネーミングが
ついたそうなんですが、

 

この『切腹最中』っていうネーミング…

 

企画当初は周りの人から
猛烈に反対されていました。

 

・アホか!

・何考えてるんだ!

・売れるわけないだろ!

 

家族やスタッフからの非難は
絶えなかったそうです。

 

「じゃあ、お客様の声を聞いてみよう!」

ってことで、

お客様にアンケートを取ってみたら・・・

 

 

119人中118人が

商品名について否定的な回答。
賛成はたったの1人だけ。

 

まったく賛同されず・・・

 

普通ならここで諦めそうですが、
店主はどーしてもあきらめられず…

 

そんな諦めの悪い店主の熱意に
根負けした家族はシブシブOKし、
1990年、やっと販売に踏み切ったそうです。

 

ほぼ全員が反対した切腹最中の意外な結末

そして、、、人気爆発のきっかけとなる
こんな出来事がおきます。

—–

 

ある日、日興証券の支店長が

お店に来て、

 

「お客さまに勧めた株が大暴落して、
その人は2000万円ほどの
損失を出しちゃったんだ。

 

これからお詫びに行くのだけれど、
何かいい手土産はないかな?」

 

と、言いました。

 

そこで店主が「切腹最中」を差し出して
軽い冗談のつもりこう言います…

 

「『自分の腹は切れませんが、
代わりにこちらのお菓子が
腹を切っております』
って言ったらどうですか?」

 

そんな冗談を聞いた支店長は
怒ることなく「なるほど!」って感じで
切腹最中を買っていったのです。

 

…そして後日、支店長がお店に来て

「お客さんが笑って許してくれた!」
と嬉しそうに話してくれたのでした。

 

—–

 

この出来事をきっかけに
切腹最中の噂はどんどん広がり
大人気商品に。

 

今ではサラリーマンの
『お詫びの品』として
定番商品になっています。

この商品だから言えることは何か?

この切腹最中という
ネーミングはもちろんですが、

 

『切腹最中だからこそ言える
セールスのコンセプト』

 

これを全面に打ち出せたからこそ、
大ヒット商品になったわけです。

 

実はこれ、
セールスライティングも全く同じ。

 

「この商品だから言えることはなにか?」

 

それを考え抜くことが
セールスコピーでも非常に重要です。

 

セールスレターのアイデアや
コンセプトを考える時、

「商品の最大のアピールポイント
をメインで打ち出す」

 

そうすることで、その商品だからこそ
伝えられるベネフィットが
くっきりと浮かび上がり、
商品として魅力的にできます。

 

1つの商品でも
見る角度を変えることで
アピールできる強みは変化するもの。

 

例えば、さっきの切腹最中も
家族やスタッフは「忠臣蔵」という側面を
ウリにしたくて、

 

「忠臣蔵最中」

 

というネーミングを推していたそうです。

もしこのネーミングで売っていたら
大ヒットしなかった可能性もありますよね。

 

つまり、、

 

その商品をどんな角度から照らすか?

 

これがセールスコピーの
コンセプトを作る際のキモです。

 

「どこかで聞いたことあるな・・・」という
ありきたりなベネフィットじゃなくて、

 

『その商品だからアピールできること』

 

ここをいつも、追求してください。

 

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