ベルギーを追い詰めた理由

From:桜井啓太
恵比寿のオフィスより

日本vsベルギー、見ました?

僕はセールスライターとして、こんなお祭り見ないわけにはいかないと思って、あらかじめ睡眠をとり午前2時前には起きて最後まで見ました。

世界ランク3位vs61位という戦い。「ベルギーが勝って当たり前」という前評判。とある分析によると、「大魔王vsスライムベス」なんていうたとえもされてしまうような、日本にとってはとても厳しい状況でした。

僕はリフティングが2回しかできないくらいのサッカー素人ですが、そんな僕にも「勝てそうにない」ということは分かりました。10回やったら、9回は負けて、1回くらいは引き分けなのかなと。

しかし一方で、僕は何となくですが「もしかしたら勝ってしまうんじゃないか」という予感もありました。

その理由は、西野監督です。

マイアミの奇跡

「ドーハの悲劇」
「ジョホールバルの歓喜」

サッカーにはこのように「場所+◯◯」というテンプレがあるのですが、その中の1つに

「マイアミの奇跡」

というものがあります。

これは1996年アトランタオリンピックで、日本がブラジルを倒した「事件」を表した言葉です。

当時ブラジルは、ワールドカップをすでに4回制覇していました。「次はオリンピック金メダル」ということで、相当力を入れていたようです。直前の練習試合で、なんと五輪代表がフル代表に勝ってしまうくらいでした。

当時のオリンピック日本代表の監督は西野監督でした。西野監督はそんなブラジルに勝つべく、「これでもか」と思うほどの対策を行いました。

徹底的なリサーチ

めちゃくちゃ入念な情報分析を行ったのです。ブラジル選手の特徴を調べるのはもちろん、選手交代のタイミングを予想したり、ブラジルの新聞を読んだりもしたそうです。

さらには戦術だけでなく気持ちの面でも対策をしていました。ブラジルは大声を出しながらウォーミングアップをしていたので、日本が精神的に飲まれないために負けずに声を出すという作戦もとられました。

とにかく調べられるものは全部調べて、やれるものは全部やる。

「負けて当然という評価なのだから、そこまでしなくてもいいのでは」「ブラジルに勝つよりも、他で勝って決勝トーナメント進出を狙ったほうがいいのでは」など、他にもいろいろなやり方はあったでしょう。

でも当時の日本は「ブラジルに勝つ」ためのことを徹底的にやりきったのです。

完全なる勝利

結果はご存知の通り「1-0」の勝利です。

弱いなら弱いなりに頭を使い、しっかりとやり切ることによってどんなに強い相手でも勝てる。それがサッカーだということが証明されたように思います。

もちろん運もあったと思います。日本の1点はブラジルのゴールキーパーとディフェンダーがぶつかってしまい、その隙にボールを押し込めたようなゴールでした。

それでも、そういうラッキーを生み出して勝てたのは、背後にある気が遠くなるようなリサーチの結果だったということです。

僕は今大会のベルギー戦前、このマイアミの奇跡のことを思い出していました。「西野監督ならもしかしてやってくれるんじゃないか」と思ったのは、これが理由です。

結果はどうにもならない

結果、ベルギーには2-3で負けました。

後半途中までは大きな夢を見れました。歴史的瞬間が今目の前で起こるのかな?そういう期待も持たせてくれました。

結果はどうにもなりません。今回、裏でどれだけの詳細分析をやっていたのかはまだ明らかになっていませんが、西野監督のことですからきっと万全の準備をしたんだろうということは分かります。

でも、この戦いぶりには胸を張って欲しい。もっというと、この戦いはきちんと日本中から称賛されて欲しいと思いました。

それはセールスライティングも日本代表と同じ戦いをするからというのが理由です。

僕たちセールスライターには「間違いなく勝てる」という戦いはほとんどありません。常に手探りです。トップレベルのセールスライターでも2勝6分2敗と言われています。普通レベルのライターなら、1勝5分4敗くらいでしょうか?

だから「負けて当然」と考えることもできます。でもそれでは10敗です。表面的には何十敗、何百敗を喫しているかもしれないが、その背後には常に「全力のリサーチ」があるべきだと僕は思います。そうしないと、「たまに転がり込んでくるはずの勝利ですらつかめない」ということになってしまうからです。

結果はどうにもなりませんが、結果に至るまでのプロセスはどうにでもなります。そこに命をかけるのが、僕たちセールスライターではないでしょうか。

セールスライターと日本代表の共通点

このように、ベルギーが強敵であればあるほど、僕はなんだか日本代表とセールスライターを重ね合わせて考えてしまっていました。だから日本代表の戦いが他人事には思えなかったですし、今回の表面的な「負け」という結果は、大した問題ではないと考えています。

ワールドカップ前や最中は日本代表もかなり叩かれました。練習試合で勝てなかったことや、ポーランド戦のボール回しでかなりがっかりした人もいるでしょう。

しかしベルギー戦を終えた今、日本代表が国民から評価され、称賛されていることを心から願います。それは結果ではなく、彼らの戦いぶりが試合を見た人の心を動かしたからです。

同じくらい人々の心を動かすようなものを、僕たちはライティングで実現してきたいですね。

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