セールスライターが捨てるべきもの

from 深井

「気持ち悪っ!」

思わずそう叫んでしまうほどのグロテスクさに、椅子から仰け反ってしまいました。

これからお話する内容は、私が人生で初めて知ったある生物のお話です。
しかも、どんな生物なのかは知らずに食べる寸前だったので、その驚きは半端なかったです。

写真で見ただけでもゾッとしてしまったこの生物。
生きている彼らには決して遭遇したくない。そう思いました。

さて、その生物とは一体、、、

〇〇〇〇との出会い

その日僕は佐賀県にいました。人生初めての佐賀県滞在2日目。
午前中には佐賀の城下町を網の目のように結ぶ運河でカヤック体験をしました。

この運河はクリークと呼ばれ、小運河を表します。

町の旧銀行跡地を活用した「オランダハウス」では、同じく運河で栄えたオランダとの長きに渡る歴史と現代のオランダ芸術が展示されていたのでそちらも観覧。

その後は現在開催中の「肥前佐賀幕末維新博覧会」にもいくことができ、激動の幕末期
に命をかけた男たちの日本人としての熱い想いに心を打たれ、

街の歴史、人の歴史を通じ佐賀を知ることができました。

さて、
それはさておき、、、

僕を仰天させた生物との出会いはそのあとの昼食時でした。

地元の方が案内してくれたその料亭で出てきたお料理が冒頭の写真。

一見なんの問題もありません。
しかし、お品書きにかかれている内容とお料理を順に照らし合わせていくうちに、目が止まりました。

〇〇〇〇の素揚げ

見たことのない名前ですが、消去法でみると、どうやらこれのことのようです。
調理されているので、原型は何か細長そうな魚?くらいしか想像がつきません。

見たことの無い名前だったので、連れて行ってくれた現地の方に聞いてみたところ、

現地の方「あ、それですね、、、」

僕「え!?これなんですか?」

現地の方「結構写真みたら驚くかもしれませんよ。」

僕「・・・。」

気になって仕方ないので、iPhoneにその謎の名前を入れてGoogle画像検索してみたところ、、、

ドンッ!!

 

この写真が現れました。※メンタルの弱い方は閲覧にご注意ください。

 

(画像引用元:魚介類図鑑https://zukan.com/fish/leaf1798)

気持ち悪すぎます。
佐賀の海に生息しているをいうこの生物。

その名は「ワラスボ」

僕がもし、この生物に突然海で遭遇したなら全力で逃げたい。

結局どうなった?

写真を見ただけでもゾッとするほどグロテスクなこの生物。
正直食べることをためらいました。

頭の中では、

これを食べることが自分の人生の何の役にたつのか?
なぜ昔の人はこれを食べようという気になったのだ、、、
どう考えても美味しいとは思えない、、、

そんな思いが頭を駆け巡りました。

しかし、

現地の方が「私も最初はこんなの食べるきついなって思ったんです。でも、これが食べると美味しくて、お酒にもとっても合うんですよ。意外なんです。」と話してくれたのがきっかけとなり、箸をつけることができました。

結果、カリッとした歯ごたえの中から広がる凝集された独特の磯風味がとても美味しく、なるほど。とばくばく食べれてしまいました。

少しのことにも、先達はあらまほしきことなり

なぜかこの時、僕は吉田兼好『徒然草』第52段「仁和寺にある法師」の最後の言葉、

「少しのことにも、先達(せんだつ)はあらまほしきことなり」を思い出しました。

色々な解釈もできる言葉ですが、先に経験者がいることのありがたさを伝えてくれている有名な一節。

衝撃的でグロテスクな「ワラスボ」の美味しさを知ることができたのは、まさに同じ抵抗を最初に経験していた先達のおかげでした。

自分が持っている先入観や思い込みを捨てることができたからこそ見えた世界がありました。

僕たちセールスライターも、自分の持っている固定概念や、先入観は捨てることでこれまで見えなかった感情や世界が見える瞬間が多々あるように思います。

そんなきっかけを受け取るためにも、

「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」ですね。

PS

あなたの周りにセールスライターとして理想の生活を手に入れている「先達」がいないなら、こちらがお役にたつかもしれません。

PPS

このグロテスクな「ワラスボ」。その容姿を逆手に取り「有明海のエイリアン」として佐賀県PRサイトやPRムービーまであるようです。