2022/01/31

質問:あなたの強みは何ですか?

From:宮川徳生

 

「自分の強みをベースに
ビジネスを作れ!」

確か、
ピーター・ドラッカーの言葉だったと思いますが
(違ったらごめんなさい)

強みをビジネスにするってのは
本当に大事なこと。

強みとは
あなたが選ばれる理由になります。

強みとは
あなたが競合に負けない差別化ポイントにもなります。

強みとは
あなたの一番の”ウリ”になります。

強みとは
あなたがお客さんに提供できるもっとも大きな価値でもあります。

強みとは
あなたが情熱をもって取り組めることでもあります。

ですから、
あなたがビジネスを伸ばしたいなら
強みを如何に伸ばすかにフォーカスしなくてはいけません。

 

でも、多くの人は
強みを伸ばすことよりも
弱みを補うことにフォーカスします。

でも、それは絶対にやってはダメ。

なぜなら
弱みを補おうとすると
強みが失われてしまうからです。

例えばイチロー選手の
こんなエピソードがあります。

言わずとしれた
野球界に金字塔を打ち立てた
ヒットを打つ、出塁することに関して
右に出る人がいない神さまのような人です。

ヒットを打つ。

これがイチロー選手の強みであり
この強みがイチロー選手をメジャーで長年
第一線に抜擢され続けた理由でもありました。

つまり、「ヒットを他の人よりも打てる」
という強みが、イチロー選手に
野球選手としての成功をもたらしたわけです。

ただ、これはある側面から見ると
ヒットは打つけど長打は打てない。

という弱みがるという見方もできます。

で、イチロー選手も
その短所を補おうとしようとした時があったみたいで…

オリックスに入団し
頭角を表しはじめたイチローは
もっとパワーを付けてホームランを打てるようになろと
ウェイトトレーニングにチカラを入れ始めました。

結果、筋肉がついて
長打を打てるようになったわけですが…

肝心のヒットが打てなくなったしまったのです。

なぜなら、筋肉がついたことで
身体をうまく使えなくなり
色んな珠をミートすることが
できなくなってしまったんですね。

つまり、イチロー選手は
自分の短所を補おうとした結果
長所がダメになってしまったということ。

この経験をしたことで
イチロー選手はウェイトはやらないと決め
短所を補うのではなく長所を伸ばすことだけにフォーカスし
あの偉大な成績を残していくことができたわけです。

 

弱みを補う…は、やってはいけない!

これ、ビジネスの世界も全く一緒。

例えば

「不味い、もう一杯!」

青汁のパイオニア的存在でもある
キューサイの青汁。

体にいい健康的な飲み物である強みがある一方
「不味い」という、飲み物としては致命的な弱みがありました。

でも、キューサイは
この弱みを補うのではなく
あえて「不味い」という弱みを認めることで
「健康的である」という強みをさらに際立たせて
爆発的な大ヒット商品となったわけです。

もしこの時、キューサイが
不味いという弱みを補おうとしたら…

おそらく健康的であるというと強みを強調することができず
これほどの成功はなかったかもしれません。

ビジネスを伸ばす時は
弱みを補うのではなく
強みを更に伸ばす。

特に我々のようなスモールビジネスは
あれもこれもやるなんてことは物理的に不可能です。

ですから、勝つためにもっと強い武器となる
「強み」をとにかく磨くのです。

強みを磨くことで
弱みは弱みでなくなり
キューサイの事例のように
弱みが強みを光り輝かせる材料になるのです。

 

それに、そもそもの話ですが
人それぞれの「適性」という問題もあります。

例えば、人付き合いが苦手な人は
どんなに頑張っても「営業」を強みにすることはできません。

もし、人付き合いが苦手な人が
弱みでもある「営業」を頑張ったとしても
たいした成果もでず、メンタルも疲弊し
何も残りませんし、何もなし得ることはないでしょう。

でも、もしその人が
広告とかをコツコツやれることに適性があるなら
強みである「広告」を極めたほうが
よっぽど成果がでますし、何より
メンタルが病むこともありません。

つまり、何が言いたいかというと
「強み」にフォーカスすることは
あなたの理想を実現する最も各自な方法だということです。

もちろん、強みにフォーカスしたとしても
その強みがビジネスとして成り立たない市場の場合もありますので
「好きを仕事にする」みたいなのとは一緒にしないでください。

ここでいう強みとはあくまでも
「ビジネスとして成立する強み」です。

そんな強みをどう見つければいいのか?

最後にその代表的なやり方を紹介します。

 

強みがわかる2つの質問

やり方はとても簡単で
既存のお客さんに

「なぜ、私の会社の商品を買ったのか?」
「購入前、どんな不安があったのか?」

この2つを質問してください。

この2つの質問に対して
多くの人が回答することが
あなたの強みの可能性が非常に高いです。

例えば、ウチの場合
この2つの質問をすると
大抵の人がこんな事を言ってくれます。

「他社のノウハウを買ってんだけど
抽象度が高すぎて実行する時にどうすればいいのかがわからなかった。
で、宮川さんのところは、情報がすごく具体的だから
実行する時に役立つと思い今回買った」

これ、ウチのお客さんのほとんどの人が
言ってくれるんですよね。

つまり、お客さんから見た時
ウチの強みって

「情報が具体的」

ってことなんですね。

ですから、ウチは
この強みを意図的に際立たせるように
マーケティングをしています。

そうすること、
この強みが刺さる人がどんどん集まります。

ウチの強みに魅力を感じる人が集まるので
当然理想的なお客さんが集まるようにもなってきます。

まずは、さっきの2つの質問を
既存のお客さんにしてください。

その質問をした時
多くの人が答えてくれることが
あなたの強みです。

そして、この質問から導かれる「強み」は
お金に変わる「強み」の可能性が非常に高いです。

今日にでもできることなので
ぜひ今スグ既存客にアンケートをとりましょう。

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