成果を出してるのに契約が切られる意外なワケ

こんにちは、リサーチャーXです。


「広告運用代行をやっていて
 成果を出しているのに契約を切られるんです」


これ、結構相談されます。


「え?成果がでてるのに?なんで??」


と、よくよく話を聴いてみますと


実店舗の集客のための広告で
電話番号をクリックすることを
コンバージョンとしている
   ↓
管理画面上では
コンバージョンが計上されているのに
店舗では電話が鳴っていない


ということが起きていたと。


他の例ですと、
LINEの友だち登録ボタンのクリックを
コンバージョンにしている
   ↓
管理画面上では
友だち登録コンバージョンが
計上されているのに実際には友だち登録がされていない


これ、クリックをコンバージョンと
設定しているとよく起きる現象です。


前者の電話番号クリックの場合、

・ユーザーさんの誤タップ
・電話がつながる前に電話を切った

といったケースは、


管理画面上では
コンバージョンが計上されているのに、
店舗では電話が鳴っていない
ということがあります。



後者のLINEの友だち登録も同じで、

・ユーザーさんの誤タップ
・最後の友だち追加の操作直前で取りやめてしまった

というようなケースです。



管理画面での数字と実際のユーザーさんの行動は、
乖離があるので、クライアントさんに

「お店で電話は鳴りましたか?」
「友だち登録は増えましたか?」

を確認しないとそれに気がつけません。


これをやらずに、
クライアントさんへの定期報告などで
管理画面上での結果を伝えると渋いお顔をされる…

という冒頭のことが起きる、と。



運用者は、
→管理画面でコンバージョン計上されたことが「成果」

クライアントさんは、
→実際にお店の電話が鳴ったり、LINEの友だちが増えることが「成果」


と、それぞれ違うところを
「成果」と捉えていたんですね。



…こうやって客観的に聞くと
「そんなことありえないでしょ?」
と感じるのですが、


実際に現場に入っていたり、慣れてくると
意外とおろそかになっていたりするので、
ココは必ず押さえておきたいポイントです。



はたまた別の例ですと、


見込み客獲得のオプトインで
メールアドレス登録完了を
コンバージョンにしている
   ↓
コンバージョンも取れている、
しかもCPA(獲得単価)も安いのに、
なぜか契約が切られた…


成果を出してるのに…?


このケースも、

運用者は、
→オプトインで見込み客が増えることが「成果」

クライアントさんは、
→見込み客が有料商品を購入して初めて「成果」


こんなふうに「成果」の捉え方が
ズレていたことが原因でした。


この場合は、
どんなに管理画面でコンバージョンが計上されようが、
どんなにリストに見込み客が増えようが、


クライアントさんにとっては
「成果を出していない」
ってみえちゃうんですよね。


だからこそ、
案件を受けるときも、そして受けてからも


・クライアントさんと同じものを「成果」としているか?
・同じゴールを見ているか?


をチェックすることは重要度高めです。


・・・


今日のお話。
「自分には関係ないな〜」
と思ったあなた。


お待ちください。
これ、広告運用だけの話ではないんですね。



ライターのあなたも
クリエイターのあなたも
コンサルのあなたも無関係じゃありません!


たとえば、
せっかく案件を獲得しても、


なんかクライアントさんとの
コミュニケーションに違和感があって、


うまく意思の疎通ができず
契約が終わっちゃうことってありませんか?


これって同じものを見ていても、
お互いにイメージしていることが
ズレていることが原因の一つだったりします。


さきほどの「成果」の捉え方のように。



そこで今日は、自分が思ってるイメージと
他人が思っているイメージが
「これでもか!」と違うことを
実際に体験してもらえるサイトをご紹介します。


☆DoubRing
https://www.doubring-j.com/


こちらのサイトは、

・成功と失敗
・長所と短所
・仕事と遊び
・理想と現実
・親と子
・男性と女性
・自然と人間
・生と死

といったものを2つの円で表現したら、
「みんなはどういうふうにイメージしてる?」
を知ることができるサイトです。



たとえば、成功と失敗。


サイトには
「成功」の円と
「失敗」の円の2つがあって

その円の大きさが違ったり、
くっついてたり、離れたり、重なっていたりと
いろいろなパターンで表現されています。



ぜんぶで8つ出題されますので、
それぞれ自分のイメージを
ポチポチしながら答えていき、
他の人の回答と見比べると…



「え!?こんなにイメージって違うの?」と


ビックリするぐらい
自分と他人の思考回路の違いを痛感させられます。
(今現在、約3000人を超える人が回答)


百聞は一見にしかず、です。


実際にサイトにアクセスして
ページ内の赤文字の《こちら》をクリックして


まずは
「自分自身がどういうイメージを持っているか?」
やってみてください!



たとえば、
「成功」と「失敗」については、


私は大きい「失敗」の円の中に、
小さい「成功」の円が含まれるイメージを選びました。


「失敗」し続けても
その中に「成功」があるので、

「失敗」することを
それほどネガティブに思ってないんですね。



でも、もし自分のクライアントさんが
「成功」の円が小さく、
「失敗」の円が大きいとイメージしていた場合。


しかも、その2つの円が
遠ーーーーーくに離れている。


そのクライアントさんは、
「失敗」の延長に「成功」があるとは
思えていない(はず)なので、


私から
「失敗をどんどんしましょう!」
という関わりをしたら

「コイツとは合わないな」
って思われてしまう可能性もあるわけです。



同じものを見ていても

・自分のイメージしているもの
・他の人がイメージしているもの

は、ビックリするほどに全然違うということ。



ここがスタートです。



同じものをみてるんだから、当然に

「(自分は)わかってる」「知ってる」
「(相手は)わかってるはず」「知ってるはず」

で進めてしまうと、


少しの歪(ゆがみ)が大きなズレになって
全然話が噛み合わない状態に
なってしまうこともあります。



だから、

「相手が考えていることはわからないし、
 そもそも前提が違っているのだから

 どんなふうに見ているのかな?
 どんなふうに考えているのかな?」

ということを最初から想定しておけば、
取るべき行動が変わります。



ズレていることが普通なのだから、

・相手のイメージしていること
・見ているもの

が知りたくなる。



そういうふうになれたら

自分は「成果」を
「管理画面上のコンバージョンを計上」だと思ってた


クライアントさんは「成果」を
「実際にお金を払ってくれる人が1名増えた」だと思ってた

 ↑
この大きなズレを防げるんじゃないかと。



当然のこと過ぎて
見過ごされがちなのですが、


この、お互いが求める
「成果」を確認していなかったり、
実は話をしていないことって
意外にあったりします。



クライアントさんに伴奏して
同じゴールを目指すために、

あなたの「成果」と
クライアントさんの「成果」

そこに、すれ違いが潜んでいないか、
今一度、チェックしてみてくださいね!

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