アテンションプリーズ

From  古川馨

「試食いかがですか~」

土曜日の夕方、
スーパーに買い出しに出かけた時のこと。

土曜日ということもあってか、
その日は普段見かけない
試食販売をやっています。

ホットプレートでウィンナーを
焼きながら通りかかるお客さんに
声をかけています。

ですが、あまり人気がないのか
ほとんどの人がスルーしていきます。

声も小さいので
なんとなく慣れてない印象。
もしかしたら、初めての
勤務なのかもしれません。

少し進むと別の試食がありました。
今度は麺?を茹でています。
こちらは少し人だかりができています。

こっちは人気だな~と
思いながら試食を横目に
通り過ぎよすると…。

「赤いパーカー着たお兄さん、ちょっと。
試食してって!」

めっちゃコチラをガン見しながら
試食のお皿を差し出してきます。
しかも、その時来ていた服装も指摘して
明らかに僕を呼んでいます。

「あざっす」

試食する気はなかったのですが、
名指しで呼び止められた感覚で
ついつい差し出されたものを
手にしてしまいました。

そして、食べている間、
周りの人にも聞こえるくらいの声で
調理しながら商品の説明

先ほどの子よりも
覇気があるというか
ベテラン感があります。

いつのまにか試食には人が集まり
試食しては商品をカゴに入れていきます。

僕もなんか思わず商品を手に…。
買わされた感はありますが
とにかくアテンションの引き方が上手い。

最初の試食の人はただ単に
「試食どうですか~」と声をかけるだけ

ですが、もう一人の方は
完全に誰かをロックオン(笑)して
声をかける。

要するに
たった一人に焦点を絞って
語りかける。

セールスレターの
ターゲティングみたいです。

そして、その人が捕まっている間に
周りにも聞こえるように商品を説明する。

一人が捕まっているので、
他の人は安心して商品を見ることができるし
知りたい商品の情報も聞こえてくる。

興味を持ってそうな人には
「どうぞ~」とすかさず
試食を手渡して、またその人に話しかける。
人だかりができる。
バンドワゴン効果で人が寄ってくる。

そんな感じです。

意外と「気づいてもらう」ことに
全力を注いでいない

何を売るにもアテンションは
ものすごく大事ですよね。

目を止めてもらう。
気づいてもらう。
立ち止まってもらう。

ウェブでもリアルでも
アテンションを引けないと
セールスの機会は訪れません。

そして、意外とこの気づいてもらうということを
意識的にやっている人って少ないんですよね。

例えば…
HPやLPを作っただけで
見てもらえると思っていたり

YouTubeで動画を公開したら
見てもらえると思ったり

Googleビジネスプロフィールで
投稿をすれば集客できると思ったり

セールスのメールを送れば
売れると思っていたり…

当然、それだけでは何も起きません。

HPやLPに…
動画や投稿に気づいてもらうための
アクションが必要です。

お店だって開店しただけではお客さんは来ないですよね

チラシをまいたり、ポスティングをしたり
店の前でティッシュを配ったり
あるいは、ど派手な看板を出したり
のぼりを持って駐車場で踊ってみたり…

とにかくそこにお店があることに
気づいてもらうことが必要です。

そうしないと、
そこにあるってだけでは
誰も来ないし、売れもしません。

嘘だと言ってよ…お隣の常連さん

昔、お店をやっていたころ
お客さんからこんなことを
言われたことがあります。

「ここに眼鏡屋なんてあったんだ」

そこ方は、隣接するテナント(釣具)に
ほぼ毎日のように来ていた常連さんでした。

通路を挟んで迎えです。
幅3メートルくらいの通路です。
その距離の隣接テナントに
数年通っていたのに
隣の店に気づいていない。。。。

最近、老眼で見づらくなったって話を
釣具屋の店員としていて
だったら、隣で相談したら?と言われて

来店した時の第一声が
「ここに眼鏡屋なんてあったんだ」
です。

マジか…。と。
気づかれてなかったんか…。と。

要するに、興味がないから
視界に入っていたとしても
認識されていなかったってことですよね。

他にも店舗の裏にある
一軒家のおじいちゃん。

ある日、チラシを持って来店。
「こんなところに眼鏡屋さんできたんだね~」と。

いや、もう10年以上前からありますよ。。。
しかも、あなたのお家の裏にですよ。。。

当然、近所ん人にくらいは
知られていると思うじゃ無いですか?
でも違った。
知られていなかった。
近所でも気づいてもらえていなかった…。

存在を認識してもらうための行動を
どれだけ取ってる?

極端な例かもしれないけど、こういうことってあるんです。

近所に住んでたり、お店の前を毎日のように通る人でも
認識してもらえていない…。
そんなことがあるなら、じゃあ、もっと離れたところの人は?
ネット上なら…?

遥かに気づいてもらえていない…。
厳密にいうと「存在を認識してもらっていない」
ってことが多々あるんじゃないのって話です。

要するに自分の存在を
自分のビジネスを
自分の商品を

その存在を見込み客に
「認識してもらうための行動」を
どれだけ普段から取っているか?
ってことです。

気づいてもらう。
そして、存在を認知してもらう。
これがビジネスにとって
最も重要なこと。

存在を認知されていないってことは
存在しないのと同じですからね。

リッチ・シェフレンが
「アテンションエイジ」
と呼ぶように…

今はアテンションこそが
最も価値のある時代です。

あなたの存在を認知してもらうための
アクションを全力で行いましょう。