ダヴィンチの就活

From長嶋雄二

レオナルド・ダ・ヴィンチ

言わずと知れた、
天才画家の1人ですよね。

「モナリザ」や「最後の晩餐」は
誰もが一度は目にしたことがあると思います。

そんなダ・ヴィンチは、
絵画や彫刻だけじゃなく、
科学・工学・解剖学などに
精通していたことでも有名です。

人体の比率を示す
「ウィトルウィウス的人体図」とか

レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆ノート
「アトランティコ手稿」とか

有名なものがあります。

でもそんなダヴィンチも絵を描くようになる前の
1480年代初頭には、さまざまな場所で
職探しをしていたそうなんです。 

そんな中で、
ミラノの宮殿に職を求めて送った手紙が
実際の文面が残されているのですが、
こんなことが書かれています。

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最も輝かしい王様へ

自分は軍事的なエンジニアの才能を無限に持っています。
(といった旨の書き出しから…)

01:敵陣から逃げるための、
  火に強くて軽量で丈夫な組立式橋梁の設計。

02:堀の水を抜いたり、橋や防盾、
  攻城ばしごを組み立てたりといった、
  地形を生かした包囲作戦。

03:敵陣の包囲に成功した際、
  斜堤など地形や状況に応じて爆撃を行い、
  どのような要塞や障害でも破壊する知識。

04:簡単に使用でき、持ち運びやすく、
  嵐のように小石を敵へ浴びせかけられる大砲の設計。
  煙も発生させるため、敵を混乱に陥れることができる。

05:鉱山や隠された通路を使って、
  音を立てずに目的地にたどり着く方法。

06:敵の攻撃を防ぐことが可能な、
  安全な屋根付きの車両の設計。
  歩兵が車両の後ろを歩くことで、
  無傷のままスムーズに進撃することができる。

07:美しく機能的にも洗練された大砲や、
  モルタル、閃光弾の設計。

08:大砲が使えない場所で用いる、
  カタパルト、投石機、兵器など、
  他の場所では使われていない
  素晴らしい攻防用武器の設計。

09:海辺の戦闘に適した戦略と、
  大砲・粉塵・煙に耐性のある乗り物の考案。

10:平和な時期には、建築や水道工事の才能を生かして
  建物を作ったり、大理石やブロンズの彫刻を作ったり、
  絵画を描くこともできる。

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こんな感じで、
『自分がどれだけ軍事的に役に立つのか?』
を書いて送ったのでした。

その結果、
ダ・ヴィンチは宮廷で働くことができたそうです。

もしかするとダヴィンチからすれば、
本当は自分の芸術的な側面をアピりたかったかもしれません。
芸術家として売り込みたい気持ちがあったかもしれません。

でも、王様が欲しいと思っていたのは、
芸術家ではなく、軍事力でした。

だからダヴィンチは、
王様に雇ってもらうために
軍事的な能力をアピールした手紙を書いたわけです。

これって、
セールスライターの案件獲得でも一緒ですよね。

「自分はこんなことが得意ですよ〜!」
とついつい、アピりたくなってしまいますが、
その押し付けは、いらない部分だったりします。

そうじゃなくて、ダヴィンチのように
自分がどれだけあなたにとって
『価値ある存在なのか?』
をアピールしていく方が大事。

そのために、、、

ちゃんと相手のことを調べた上で
メッセージを送りたいですよね。

メールボックスに届く
営業メールなんかを見ていると…

・定型文のテンプレメールだったり、
・いきなり自己アピールメール
・唐突なセールスメール

そんなメールばかりです。
ぶっちゃけ、まともな人なら
普通にスルーします。

でも、そうじゃなくて、
例えば、、、

・〇〇を拝見させて頂きました。
・〇〇って考え方にとても共感します。
・というのも、僕も同じ気持ちだからです。
・それに、〇〇について述べられていたことも共感できました。
・誠に勝手ながら親近感を抱いていくうちに、
 何かお手伝いできないかと考えたんです。

という感じで、
ちゃんと相手にフィットしたメッセージを
送ってあげることです。

「営業メールは数が勝負だ!」
という気持ちはわからなくないですが、
でもそれって一歩間違えれば、
自分本位なウザイ売り込みにしかならないです。

それに、そんな感じで獲得した案件って、
あんまり長続きしないはずです。

そうじゃなくて、 

「この人と働きたい!」
「この人の力になりたい!」

そう思える人を見つけて
その人だけに向けたメッセージを書いてください。

『セールスレターはラブレター』

なんてことを言いますが、
まさにそれです。

もしあなたが
クライアント獲得で悩んでいるなら
「そんなん知ってるわ!」と思わずに、

・自分ができているだろうか?
・自己PRばかりしていないか?
・ダヴィンチのように相手のためメッセージになっているか?

そんなふうに振り返ってみてくださいね。