2024/02/26

忍耐=才能

From:宮川徳生

今から10年前の話。

僕は14年間勤めていた飲食店を辞め
起業をした。

当時働いていた会社は
いろんな業態の店舗を全部で30店舗くらいやっていて
いわゆる地域に1つはあるだろう
地域の飲食店を牛耳る外食産業の会社だった。

僕がその会社に入社したのは
22歳の時。

当時は、売上が30億ほどあり
毎月のように出店をしており
会社自体に勢いがものすごくあった。

だが、リーマンショックがきっかけで
業績は傾き閉鎖する店舗が増えていった。

30億あった売り上げも
僕が辞める直前には15億ほどになっており
勤めていた14年間で売り上げは半減していた。

14年で売り上げが15億落ちるということは
毎年平均して1億づつ売り上げが下がったことになる。

当然、自分の給料など上がるはずもなく
30歳の時に未来に絶望し起業を決意した。

それから4年間
金を貯めて起業をしたわけだが…

起業をしてすぐにピンチになった。

高卒で元バンドマンで
飲食で働いていただけの人間が
事業を始めてうまくいくわけなく
すぐにお金がそこをつきかけた。

そんな時出会ったのが
DRMとセールスライティングだった。

結局、売る技術がなければ
ビジネスはできないと思ったから。

そして、僕は
自分のビジネスではなく
DRMやセールスライティングの方が面白くなってしまったので
マーケターへと転身していくことになる。

ただ、当時の中身に
そのことを伝えると
ピアノコピーじゃないが
みんなから心配された。

「宮川お前さ
 なんか詐欺じゃないのか?」

とか

「セールスライティングとか
 怪しすぎるから止めとけ」

とか

「文章書けないお前が
 文章書く仕事なんて無理でしょw」

とか。

実際、僕は文章が全く書けなかった。

飲食店の日報で書く
100文字にも満たない報告書を書くのに
1時間とかかかるタイプだった。

だから、要は
「お前じゃ無理だから」ってのを
直接的にも間接的にも言われたのだ。

ただ、1人だけ
僕のやろうとすることを応援してくれる人がいた。

その人は僕が人生を通じて「恩師」だと今でも思う
飲食時代の直の上司である。

なぜか、その人だけは
否定せずにこんなふうに聞いてくれたのだ。

恩師
「お前はなんでそれをやろうと思ったの?」

僕はこう答えた。

宮川
「自分で事業をやるなら
 売る技術こそが最も重要なことだと思ったからです。

 だから、技術に少なくとも
 5年は投資してみようと思います。」

宮川
「アール・ナイチンゲールの本に
 毎日その分野の本を1時間読めば
 5年間もすればその分野のエキスパートになれる
 と書いてあったからです。

 だから、最低でも5年は
 この技術に人生を投資すると決めました」

こんな話をしたら恩師は
「挑戦してみな、愚痴こぼしたいときは呑みこいよ」と
とても応援してくれたのだ。

それから時は経ち
あの時の決断は間違ってなかったと証明できるだけの成果は
出せたんじゃないかと思う。

とはいえ、僕のこんな話は
あなたにはどうでもいい話だ。

この話をい通じて
あなたに伝えたいことは
成功したいなら…

「才能ではなく忍耐」

こそ重要だということ。

毎日同じことを繰り返したり
毎日同じことに没頭したり
周りが同じことの繰り返しでやめていく中
自分だけは続けていく。

そうした忍耐こそが
あなたに本当の力をもたらしてくれるものになる。

アール・ナイチンゲールは
ある1つのことを

・3年続ければ仕事のできる人になれる
・5年続ければ頼れる人にれる
・7年続ければプロになれる
・10年続ければ才能があると言われるようになる

あなたは
同じことを3年全力疾走したことがあるだろうか?

5年は?7年は?10年は?

僕が思うに
高学歴の人が優秀だと言われる所以は
同じことを続ける忍耐力を養ったからじゃないかと思ってる。

受験という何年にも渡り
取り組み続けないといけないものに
取り組み続ける忍耐力こそが
優秀さの源泉なんじゃないかと。

でも、現実は
残念ながら同じことを根気よく続ける人は
極めて少ない。

うちのお客さんでも
YouTube始めたけど
動画10本くらいでやめた人がいっぱいいる。

でも、例えば
ウチのパートナーの中学受験塾をやってる
菊池さんは

5年ほど前からコツコツ取り組み続け
チャンネル登録10万人が目前まできた。

僕はコンサルなのかライターなのか
マーケターなのかわからないが
そういう職種として大企業の役員以上の収入を
得ることができるようになった。

あなたとの差は何があるだろう?

断言するが
能力や才能の差ではない。

もちろん、適性は存在する。

ただ、もしあなたが
最低でも3年くらいは1つのことに全力投球してなく
今うまくいっていないのなら
それは忍耐力の差だと断言できる。

今我々は
GBP(Googleビジネスプロフィール)を教えているが
案件獲得をどこまで忍耐強くやっているか?

今我々は
採用を教えているが
案件獲得をどこまで忍耐強くやっているか?

今自分が
本当に忍耐力を持ってやれてるかどうか?

もしうまくいっていないなら
それは忍耐力に原因があるのかもしれない。

1万時間の法則で考えてみよう。

1万時間それに投資した人が
プロと呼ばれる領域に行くと言われるが…

1日3時間を
土日も休まず毎日やったとして
年間1095時間。

つまり、1万時間を消化するには
10年かかる計算になる。

毎日3時間やって10年もかかるのだ。

あなたは
あなたが得たいことを得るために
毎日3時間やっているだろうか?

毎日3時間なんて無理だと思うかもしれない。

でも、もしそれを無理だと思うなら
無理だと思ってない人には一生勝てない事を
忘れてはいけない。

うまくいかないのは
才能がないからだという人はいっぱいいるが
才能というには都合のいい言い訳にもってこいだ。

成功したいなら
そんな都合のいい言い訳を
言わないようにしよう。

忍耐力こそ才能だということを
忘れないでおいてほしい。

PS.
将棋の羽生さんのことの言葉を
あなたに贈るよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何かに挑戦したら
確実に報われるのであれば
誰でも必ず挑戦するだろう。

報われないかもしれないところで
同じ情熱、気力、モチベーションをもって
継続しているのは非常に大変なことであり
私は、それこそが才能だと思っている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

忍耐こそ才能!