2022/12/11

[GBP]現場ではこんなことが起きています

こんにちは。
リサーチャーXです。


今日はGoogleビジネスプロフィール
(以下「GBP」)の運用の現場で起きたことを
シェアしたいと思います。


私がGBPの運用にたずさわっている
マカロン屋さん。


こちらのお店が11月下旬に移転したので、
移転後の現地調査とヒアリングを行ってきました。


日頃からオーナーさんとは、
メッセンジャーなどで
頻繁に連絡をとっていますが、


GBPは、
場所情報の重要性が高いことから、
できるだけ実際に現場に
足を運ぶようにしています。



その日、
お店を訪問してオーナーさんに

「移転後、どんな感じですか?」

とたずねると、


オーナーさんは、
新店舗に来店してくださるお客さんの特徴、
ピークタイム、購買力の違い、
その土地の店舗ネットワーク…など


移転前後で大きな違いが
あることを教えてくれました。


当たり前ですが、
同じ商品を扱うお店でも
「それがどこの場所にあるか?」
で全然変わりますね。


ここまでヒアリングした内容だけでも、
今後、GBPを含めた販促戦略として

「こんなメッセージを訴求してみよう」
「この層にはこの広告を出してみたら…」
「こんなPOPを設置してはどうか?」

といったたくさんの打ち手や仮説が浮かんできました。



その後もしばらくお店に留まって
こっそり様子を観察していると、
とあるお客さんがご来店。


そして開口一番、

「Googleマップを見てたら
 新しいお店があることを知って〜」

とおっしゃるではありませんか!



これはめちゃくちゃ感激でした。



これまでのGBP運用は
どちらかといえばある程度、
お店を知っていたり、
明確に来店目的のあるお客さんに
店舗への行き方や情報をお伝えするために
運用をしている意識だったんですね。


ところが、
このお客さんのように、ある種、
セレンディピティ的な“出会い” を
作り出すことにもつながるのか!と思うと


「GBP運用って決してめんどくさいものでも、
 大変なものではない」

と気づかせてもらいました。


GBP運用代行で関わっている場合、
1店舗の更新作業にかける時間は
わずかかもしれませんが、


お店とお客さんの“橋渡し”という
重要な任務を担っているわけですから、
その時間は全力で取り組まなければですね。



こんなふうにGBPの運用は、
やはり現地に行って、

・見る
・聞く
・購入(体験)する

に勝るものはありません。


店構えや受ける印象はどうかな?
周辺には他に何があるかな?
人通りはどのくらいあるかな?
どんな音が聞こえるかな?


どんな人が来るかな?
入店するまでにどんなふうに迷ってるかな?
どんな感じで入店してくるかな?


商品選択にどのくらいの時間をかけるかな?
購入するときにどんな質問をするかな?
ついで買いをするかな?
店内POPは見ているかな?
どんな支払い方法を選ぶかな?


などなど。


中にはクライアントさんに聞けば
教えてくれるものもありますが、


やはり自分がその場で
見て、聞いて、感じ取ること。


それが
更新作業のときに添えるコピーや
画像や動画に魂がこもるというか、


現場を知っているからこそ
生きた情報として
自信を持って伝えることができる。



正直なところ、私は仕事柄、
リサーチを中心においているので
ネットや本を使うリサーチは得意であります。


SNSやYahoo!知恵袋などで、
ある程度の「お客さんの声」の傾向を
知ることもできなくはないです。


ですが、やっぱり
そこ(現場)でしか知ることができない、
リサーチすることができないことってあるんですよね。


特にGBPの場合、
ネットには答えが落ちてない、
そこ(現場)にしか答えがないことが少なくないので、


自分の足と耳と目を使って
現場でリサーチすること、体験することを
自ら至上命令としています。


そして、もうひとつ。


店舗リサーチの場合、
自分でお金を払って
商品を購入するようにしています。


これには理由が2つあって

・少しでもお店の売上を上げたい
・お客さんと同じ感覚・体験をしたい

からです。


お客さんと同じように
お金を払って食べる。

お客さんと同じように
お金を払って体験する。


完全にお客さんと
同じにはなれないかもしれませんが、
少しでも近づきたいからです。


無料で手に入れたことで
それがノイズとなり、


実際にコピーを書いたり、
画像を撮ったりするときに、
余計な偏りになったり、
引け目、忖度をしたくないというのもあります。



そしてなにより
無料で手に入れてしまうことで


お金(価格)を通して商品をみる、という貴重な体験


が失われてしまうような気がするんですよね。^^;


お金を払うからこそのシビアな視点。



運用代行という、
良い意味で距離があり、
そのお店の「中の人」ではないからこそ


そういった感覚を
失わずに持っていたいのです。


お客さんでもなく、
お店の「中の人」でもない。


どちらか一方の視点だけでなく、
どちらの視点も持っている。


どちらか一方のためだけの存在でなく、
どちらのためにもなる存在。



GBP運用代行は、
決してただの更新作業ではなく、
そんな任務を担う大切な仕事だと私は思います。


そして、これはもちろん、
GBP運用代行に限った話ではなく、


クライアントさんとお客さんの間に立って
集客をサポートしている

ライターさんも
クリエイタさんも
コンサルタントさんも同じ。


ネットや本でリサーチすることに加えて、
現場、行きましょう!
体験、しましょう!


その経験が間違いなく
あなたの感覚を磨き、
スキルアップさせてくれますから。

コメントを残す


CAPTCHA