2019/07/26

セールスライター兼デザイナー必見!? イラストアバター作ってみた

どうも、デザイナーの甲斐陽信です。

最近、とある案件で簡単なイラストが必要な仕事がありまして……。
絵を描くのは苦手ではないので、技術的には問題ないはずなのですが
いかんせん私はアナログでしか絵を描かないのです。
イラストレーターでイラストを描くととても時間がかかります。

特に……
人の顔。

簡単な物体や景色であればササっと作れるのですが
人の顔となると急に繊細な作業が必要になります。
人相や表情が生まれるからじゃないかと私は見ています。

人の顔のイラストで紙面に使いやすさを求めるならば
漫画チックなものや個性的なイラストレーターのものではなく
なるべくタッチの少ない無個性なイラストが望ましい。

しかし私はアナログでしか描けません。
手で描くとどうしてもタッチが出てしまいます。
無個性なイラストを描くならば
なるべく基本図形の組み合わせによって表現すると
タッチが生まれにくくなります。

つまり私が人の顔を描く時は
手描きで下描き → パソコンに取り込み → イラストレーターで清書
という手順を踏んで描いています。
さらに、ペンツールなどで下描きをなぞるのではなく
最適そうな単純図形を変形させたり組み合わせたりして
制作しています。

この作業にはどうしても時間がかかってしまうので
なるべくそういった作業の必要が無いように制作設計をしてきたのですが
どうしても必要な場合はやらなければいけません。

素材をネットで探せばあるでしょうが
著作権の問題がありますので、間違って再配布なんてしてしまったら大事故です。

そこで私は
数年前からやろうやろうと構想を持っていながらずっとやっていなかった
自作の「自分専用アバターイラストツール集」
作ってみようと決意したのでした。

アバターイラスト?

アバターイラストというのは私が勝手にそう呼んでいるのですが
ゲーム等でよくある、ゲーム内における自分の分身みたいなものを
作ったことはありませんか?

顔のパーツや髪型なんかをいくらか選んで、
キャラクターを作るあれです。
あれをイラストレーターで素材として作っておけば
あとは「選ぶだけ」で完成度の高い自作アバターが出来てしまうのです。

ということで早速作ってみました。

ネーミングセンスはご愛嬌。
でもこのムコセイちゃん、非常に使いやすそうです。
髪型バリエーションをいくつか用意して
さらに目・口は数種類の表情を用意しているので、
無個性(タッチが出にくい)、かつ豊かな感情表現をできるように。。
さらに目・口・輪郭などの各パーツを変形させれば、実質無限に人相を作れます。

用意したそれらの素材をレイヤーで分けているので、
必要なレイヤーを表示させるだけで自分好みのアバターイラストが完成!

イラストレーターのスウォッチ機能により
髪の色や肌の色を一括で変換できます。

あとは首をかしげてみたり、
パーツを大きくしたり小さくしたり……。

自分好みでデザインの雰囲気に合った
イラスト制作ができそうです。

今流行りの、ビジネス動画にも使える?

紙面において活躍できる場面は多いのではないかと思ってます。

まずはオンラインでもオフラインでも
【お客様の声】などでイメージイラストとして使えそうじゃありませんか?
シルエットよりも温度感が表現しやすく、
写真が無くてもOK。

もちろんスタッフ紹介のイメージイラストや
軽いメッセージに添えるあしらいにも。
主役にはなりませんが、軽く飾る際には
どんな紙面のテイストでも邪魔にならなさそうです。

また、アバター素材を作ってみて気づいたのですが、
ムコセイちゃんはどのパーツも違和感なくフィットするように作っているので
書き出した画像の組み合わせでアニメーションのエフェクトを作るのも簡単でした。

口を動かして目をパチくりさせるだけで
ループするアニメGIFを作れば
「喋ってる女の子のアニメ」が完成します。

(ビジネスアニメのチャンスについてはコチラの記事をご参照

今どきVtuberが3Dアニメでアバター作ってるのに…
という想いもなくはありませんが(笑

自分で作った組み合わせでできるので
やりたい表現に極めて近いものを作ることができそうです。

これでこれからは人のイラストも怖くないぞ!

わざわざ作るのは面倒ですが、
作ってしまえば以後活躍が期待できるアバターイラスト。
デザイン畑出身のセールスライターさんであれば
ぜひともこだわりたいところだと思います。

少しだけ時間をとって
自作の素材を作ってみてはいかがですか?